お宮参りの着物「男の子の産着」購入するときの注意点・購入方法・購入価格

お宮参り男の子の産着_購入先_購入方法_注意点

お宮参り【男の子の産着】選び方・注意点・購入方法について

今回は、「男の子の産着」を購入するときの注意点、価格、購入方法、選び方、柄の意味などをわかりやすく解説します。

  • 男の子の産着の購入を失敗したくない
  • 産着の選び方や注意点が知りたい
  • 産着の価格や購入方法が知りたい

本記事では、上記の方へ向けて執筆しています。

スタジオGRACE
馬場みのり

最近では、衣装を 無料で 貸してくれる 写真館や スタジオが、増えました。

ついつい「お得感」ばかりが目立ちますが、思わぬ落とし穴も。

実際に起こっているトラブルも交えながら、男の子の産着の購入についてお話しします。

執筆者:数多くの伝統行事に関わってきたスタジオGRACEのカメラマンが、実体験をもとに書いています


■この記事では、以下の内容で、順に解説します

  1. 男の子の産着は誰が買う?
  2. 男の子の産着は、いつ買えばよい?
  3. 産着購入のメリット / デメリット
  4. 産着を買うときに注意すべきこと
  5. 産着の価格
  6. 産着の購入先/購入方法
  7. 産着の選び方

産着と同時に使うお宮参り小物についての記事も有益ですので、あわせてどうぞ。

はじめに

お宮参りの赤ちゃんの着物(きもの)は、いろいろな呼び方があります。

産着(うぶぎ)、初着(うぶぎ)、お祝い着、掛け着、宮参り着、熨斗目(のしめ)など

本記事では、「産着」で統一して、記載します。

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男の子の産着は誰が買う?

昔からの習慣では、「母方の祖父母が 産着を用意し、娘の嫁ぎ先へ お祝いの品として贈る」というのが、一般的でした。

※一部の地域では、父方の実家が用意するところもあります。

今では、そういった古くからのしきたりなどが薄れ、パパとママで用意するご家庭も増えています。

  • 一般的には、母方の実家が用意すると言われている
  • 今では、誰が買うといった明確な決まりはない

男の子の産着は、いつ買えばよい?

産後の忙しい時期、ママの負担を少しでも減らすため、お宮参りの準備は、計画的に行いましょう。

購入時期を決めるために考えるべきこと2つ

男の子の産着を買うタイミングについては、この2点を考えましょう。

  • 産着に家紋を入れるかどうか
  • いつ お宮参りをするのか

家紋を入れるには、期間が必要。(2週間~2か月=業者により異なる)

ですので、余裕を持って、早めに注文する必要があります。

また、お宮参りを いつするかも 考えましょう。

一般的には、男の子の場合、生後31か32日目に、産土神/氏神様のところへお参りすると言われています。

これは、地域や宗教によって異なり、生後100日目というところもあります。

産着の購入準備を始めるタイミング

例をあげますので、ご参考になさってください。

例1)しきたりを重んじるご家庭

  • 生後31日目(または32日目)にお宮参りをする
  • 男の子の産着には家紋は必ず入れる

⇒ 赤ちゃんが産まれる前から、産着を選び始めないと間に合わない

例2)お食い初めとお宮参りを一緒にする

  • 生後100日前後にお宮参りをする予定
  • 産着に家紋は入れたい

⇒赤ちゃんが産まれたら、早めに準備を始める

齢3)しきたりや風習は気にしない

  • 生後2~3か月にお宮参りをする予定
  • 家紋にこだわりはない

⇒ 店舗へ買いに行くのなら、直前でも大丈夫

産着の家紋について

  • 家紋の選び方/調べ方
  • 入れる方法/価格/期間

については、コチラで詳しく解説しています。

お宮参りの衣装 家紋は入れるべき?

産着購入のメリット / デメリット

お宮参りの衣装を用意する方法は、

  • 購入する
  • 貸衣装店などでレンタル
  • 知人や親せきに借りる
  • 代々使っている産着を使う

の4つの方法が代表的です。

購入とレンタルの比較は、こちらの記事で記載しています。

今回は、購入のメリット・デメリットだけを詳しく見ていきましょう。

産着を購入するメリット

  • 新品で美しく、清潔
  • 汚れや破損した場合も自分たちで処理できる
  • 珍しい家紋でも入れられる
  • 弟が産まれたときにも使える
  • 思い出の品として持っておける
  • 逸品が手に入る/高級感が違う

1~6の中でも、1と2は重要なポイント。

なぜなら、産着を借りた場合に多いトラブルが、

  • よく見たら大きなシミがあった/汚れがあった
  • ほつれなどの破損があった
  • 汚してしまい追加料金(クリーニング代)が発生
  • 破損してしまい、弁償することになった

…ということが、実際に多々あるからです。

お宮参りで使った産着を 七五三(3歳)にも使えるというのは メリットですが

  • 羽織の下に着る着物としてなら、仕立て直せる
  • 仕立て直しを業者に依頼するなら費用がかかる
  • 羽織や袴は用意しなければいけない

…というのをお忘れなく。

※5歳でも使える着物もあります

スタジオGRACE
馬場みのり

知人や親せきに借りる場合も、クリーニング代や御礼のお金は必要です。

そう考えると、購入は気兼ねなく使えるし、清潔だし、メリットは大きいですね♪

産着を購入するデメリット

  • 使った後はお手入れやクリーニングが必要
  • 保管場所が必要
  • レンタルより購入費用のほうが高い(場合が多い)
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リッキーさん

産着のクリーニング代は、5千円~1万円です。

着物専門のクリーニング店にお任せするのが安心です。

着物専門のクリーニング店のすごいところは、「これ、大丈夫?」と思う汚れでもキレイに落としてくださるところです。

どこに頼んでよいかわからないときは、おすすめのお店のページを貼っておきますので、お見積りしてもらってください。

着物染み抜きお見積り

産着を買うときに注意すべきこと

産着の購入のときは、以下の3点を考えて選びます。

  • 目的に合った生地は?
  • 家紋入れの費用は別途必要?
  • 小物は別途必要?

1.目的に合った生地とは

産着には、夏用とオールシーズン用があります。

夏用は、「絽(ろ)」という透け感のある通気性の良い織り方をしたもの。

夏用も、オールシーズン用も、素材は正絹(シルク100%)のものと、化学繊維のものがあります。

化学繊維の「洗える着物」は、おうちで簡単に洗えます。

  • 夏に使いたい → 夏用の生地、またはオールシーズン用で襦袢を抜いて使う
  • 二児、三児が産まれたときも使いたい → オールシーズン用
  • 柔らかな肌触り・高級感重視 → 正絹
  • お手入れ簡単 → 化学繊維の洗える着物

2、家紋入れの費用

男の子の産着は、家紋を五つ入れるのが一般的。

産着の価格とは別に、家紋入れの費用がかかることをお忘れなく。

お店によっては、「家紋入れ無料」のところもあります。

家紋入れの費用は、1~2万円。

産着を買うときに、いっしょに申し込めるお店が多いです。

安ければ、1万円以下のところもあります。

3、小物の費用

産着といっしょに使うお宮参り小物は、別途、用意する必要があります。

お宮参り小物には、以下のようなものがあります。

  • 帽子(フード)
  • よだれかけ
  • お守り袋
  • のし扇子(末広)
  • 犬張り子
  • でんでん太鼓

すべて必要と言うわけではありませんが、帽子とよだれかけは、あったほうが良いです。

帽子、よだれかけ、お守り袋などは、産着を買うと、セットになっているお店もあります。

重複して買わないように、サービス内容や条件に注意しましょう。

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馬場みのり

とくに、写真撮影するのであれば、「よだれかけ」は必須アイテム。

産着から下着や肌着が見えるのを防ぎます。

産着の価格

産着の購入価格は、1万5千円~20万円ほど。

価格に大きく開きがありますが、素材や染め方、刺繍の有無などの違いです。

産着の購入先/購入方法

購入先、購入の方法は、以下の5つが一般的です。

  • 楽天やAmazonなどの大手通販サイト
  • 呉服店のサイトからの通信販売
  • 百貨店へ行く
  • 呉服店・着物店へ行く
  • ベビー用品店へ行く

通信販売のメリットや注意点

忙しい人にとって、かなり便利な通販。

呉服屋さんが減ってきた近年では、通信販売で産着を買う人が増えています。

通販のメリット

  • 自宅にいて買い物がすべて完結する
  • ポイントが溜まる/お買い得な日がある
  • 取扱い商品の種類が豊富

大手通販サイト独自のサービスを利用することで、ポイント●倍、クーポン利用など、実質かなりお安く買えるのは、とても魅力的です。

例えば、以下のバナーにあるように、産着の購入にも限定サービスが利用できることも多いです。

こまめにチェックしておきましょう。

Yahoo!ショッピング=ソフトバンクユーザーなら絶対お得

楽天市場=楽天カード支払いでポイント2倍、特売日が多い

Amazon=2千円以上で送料無料になる商品多数

通販の注意点

  • スマホやパソコンなどで見るため、実際の色と若干違うことがある
  • 生地の光沢や質感、肌触りがわからない
  • 産着の重さがわからない
  • 天候等により配達が遅れることがある

トラブルを防ぐために…

  • 販売ページは、よく読む
  • 疑問点があれば、購入する前に電話などで問い合わせる
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馬場みのり

出産後、里帰りしているママさんは、配送先の指定を間違えないよう、ご注意ください。

通販の場合、自宅を届け先に登録しているので、ついついそのままポチっとしてしまう方が多いです。

実店舗へ行くときのメリットや注意点

実物を見て買いたいなら、産着の取扱いがあるお店へ 行きましょう。

実店舗のメリット

  • 実物の色、質感、重量を確認できる
  • わからないことは、すぐ店員さんに尋ねられる
  • 安心してお買い物できる

呉服屋さんなら、着物のことだけでなく、お宮参りにまつわる知識も豊富。

わからないことは、聞いてみましょう。丁寧に教えてくださいます。

実店舗へ行くときの注意点

  • 産着の取り扱いがあるか事前に確認しておく
  • お店に置いてある商品の数が少ない場合がある
  • 定休日、営業時間は必ず確認しておく

産着を反物から作ることも出来る!

お宮参りの産着は、仕上がったものを買うことが多いです。

しかし、反物からお仕立てしてくださる呉服屋さんもあります。

一般的に市販されている産着は、3歳の七五三までしか使えませんが、5歳まで使えるように作っていただくことも可能です。

また、裏地は化学繊維が一般的ですが、正絹で作っていただくこともできます。

産まれてきてくれた赤ちゃんに、何か特別なお祝いをしたいとお考えの方は、「反物からオーダーした産着」がぴったり。とても素敵な贈り物になりますよ。

産着の選び方

産着の生地については、上記に記載しましたので、ここでは、色や柄(模様)についてご紹介します。

産着の柄は、男の子も、女の子も共通して

  • 縁起の良いもの
  • 赤ちゃんの幸せを願うもの

ですので、難しく考える必要はなく、お好きなデザインを選んでOKです。

ただ、なかなか決められないときに「描かれた柄の意味」をご参考になさってみては、いかがでしょうか。

男の子の産着、人気のカラー

1番人気は黒

男の子の産着で、人気のある色は、ダントツで「黒」

黒い生地の上では、色がついた柄や金糸が目立ち、とても華やかです。

産着の場合は、「黒=地味」ではなく、柄がハッキリと目立ち、豪華で、フォーマル度の高い印象です。

2番目は紺

黒に続き、人気の色は「濃紺/紺」。

黒より少し明るい印象が良ければ、紺が良いでしょう。

紺色も黒と同様、色とりどりの柄や金糸が映える、フォーマルな印象の色です。

その他の色

黒と紺の他では、「青」「深い緑」「白」も人気のカラー。

それに続き、空色(水色)、からし色などもよく見ます。

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馬場みのり

カメラマン目線で言いますと、濃い色の産着のほうが、赤ちゃんのお顔がハッキリとした印象に写ります。

特に男の子の場合は、濃い色のほうがキリっとカッコよくて良いですね~(*^^*)

「白」も、爽やかさ、清潔感、潔さ(いさぎよさ)などを感じさせる色で素敵です。

人気の柄(模様)

男の子の産着で人気の柄は、

  • 鷹(たか)
  • 兜(かぶと)

メインとなる柄は、「龍」「虎」「鯉」「宝船」などもあります。

メインの柄の周りに描かれるモチーフは、

  • 打ち出の小槌
  • 束ね熨斗(たばねのし)
  • 軍配
  • 鼓(つづみ)

などがあります。

では、それぞれの柄の意味や、そのモチーフに込められた願いをご紹介します。

鷹 たか

  • 権威の象徴
  • 出世や大成を願う
  • 物事の本質を見抜く力を持つ
  • 一度つかんだ幸運は離さない

鷹は、とても利口な鳥です。

昔、身分の高い人たちの間では、「鷹狩り」という「鷹を飼いならし、小動物を獲る狩猟」が行われていました。

そのため、「鷹/鷹狩り=権威の象徴」となり、

男の子の出世や大成を願う気持ちを込めて、産着に描かれるようになりました。

◆鷹の目

大空に高く舞い上がり、地上の小さな獲物を見つけるほどの眼力

はるか遠くまで見渡せる眼

「物事の本質を見抜く力」「先を見通す力」を、持ってほしいという願いが込められています。

◆鷹のするどい爪

獲物をがっちりとつかむ爪

一度つかんだものは離さない

運や幸せをつかんだら、離さないで欲しい」という願いが込められています。

兜 かぶと

  • 権威と高い身分の象徴
  • 邪気や厄災から男の子を守る
  • 健やかな成長を願う
  • 出世を願う

◆兜は頭を守るもの

兜は武士が戦いで頭を守るために着用していた

男の子を守る物

邪気や厄災をはらう=健やかに成長してほしいという願い

◆飾りのついた兜

豪華な飾りがついた兜

身分の高い武将だけがかぶることを許されていた

権威と地位が高いことの象徴/出世してほしいという願い

打ち出の小槌 うちでのこづち

  • 将来の願いが叶う
  • お金や物に一生困らない
  • 大きく成長してほしい

七福神の大黒様も持っている有名なアイテム/縁起物

願いを唱えながら振るといろいろなモノが出てくる

一生、お金や物に困らない

昔話の「一寸法師」が最後に打ち出の小槌を振って、大きくなり立派な青年になった

すくすく成長してほしい

束ね熨斗 たばねのし

メインにもなる伝統的な柄

  • 多くの人からの祝福の象徴
  • 人とのつながりや絆
  • 長寿を願う気持ち

熨斗(のし)はお祝いの品に添えるもの

たくさん束ねる=たくさんの祝福

たくさんの祝福を受け幸せになる

周囲の人と幸せを分かち合う

つながりや絆を表す

軍配 ぐんぱい

  • 高い知力、判断力、行動力を持ってほしい
  • 自分で采配し、正しい道を進んでほしい
  • 先頭に立ち、人をまとめ動かせる人になってほしい

軍配は、戦国時代の武将が、軍を指揮するために使っていたアイテム

勝負の采配を決定づける物

高い能力を持ち、人の上に立ち、導くことができる人

鼓 つづみ

  • 邪気払い、魔除け
  • 知性や教養の象徴
  • 健やかな成長を願う

鼓(つづみ)とは、皮を張った楽器

見た目の小ささに比べ、大きな音が鳴る→「大きく鳴る」→「大きくなる=成長」

大きな音=魔物を祓う→「邪気払い、魔除け

まとめ

男の子のお宮参りの産着、購入先や購入方法、購入についての注意点などをご紹介しました。

お祝いの行事ですので、このページに記載したことを参考に、トラブルなく、記念となる日をお過ごしいただければ幸いです。

なるべく安く、お手入れも簡単な産着をお探しの方へ

私も購入しました♪

お手頃価格で、素敵なデザインが豊富な産着です。

素材は、ポリエステル。

ポリエステルは、強くて虫食いの心配もなく、自宅で洗えるので、保管も簡単。

5年以上使いましたが、まったく問題なし。

楽天市場に掲載されているこちらの商品は、本当に良い商品だなと思います。

※人気の色や柄は品切れのものもございます。悪しからずご了承ください。