お宮参り 何から決めれば良いの?準備の仕方・手順・決めるべきこと
初めてのお宮参り、準備や段取りの仕方がわからず、悩んでいませんか?
今回は、「お宮参りって、何から手をつけたらいいか、わからない」という方に 役立つ情報です。
本記事は、このような疑問がある方へ向けて執筆します
- お宮参りは、何を決めれば良いの?(決めるべきことの種類)
- お宮参りは、何から決めれば良いの?(順番)
この記事は、数多くの伝統行事に関わってきたスタジオGRACEカメラマンが執筆しています
この記事を読めば…
- お宮参りの準備が順序良くできるようになる!
「そもそも、お宮参りって何をするの?」という方は、前回の記事からご覧くださいネ♪
お宮参りの準備「決め事の順序」 何から決めれば良いのか
お宮参りは、産土神(土地の神様)または、氏神様に、わが子が無事に誕生したご報告と感謝の気持ちを伝え、赤ちゃんの健やかな成長を願う、お祝いの行事です。
簡単に言いますと、
- 家族や親族で神社へ行く
- 参拝、またはご祈祷をする
- 写真撮影・記念撮影
- お食事会
これらが一般的な「すること」です。
写真撮影は自分たちで済ませたり、お食事会はなしにするご家庭もあります。
では、これをするためには、何を決めれば良いのでしょうか?
「決めること」を順番に説明していきます。
①参加者を決めましょう
お宮参りの準備、まずは、
「お宮参りに参加する人(参加者)」を決めましょう
- 両親と赤ちゃんだけで、こじんまり行う
- ご両家の祖父母も、ご参加いただく
など。
参加者は
①パパ、ママ、赤ちゃん、(ご兄妹がいればご兄妹も)
②パパ、ママ、赤ちゃん、ご両家の祖父母
③パパ、ママ、赤ちゃん、父方か母方どちらかの祖父母
④パパ、ママ、赤ちゃん、ご両家の祖父母とパパやママのご兄妹
などのパターンがあります。
昔からのしきたりを重んじる場合は、
「パパ、赤ちゃん、父方の祖父母」となります。
現代では、パパ、ママ、両家のご両親も参加されるのが一般的です。
ご家庭で相談して決めると、良いでしょう
②日程を決めましょう
お宮参りへ参加する人が決まったら、
「お宮参りへ行く時期・日程」を決めましょう
事前に話し合って決めていても、出産後の慣れない育児で、ママが体調を崩すこともあります。
参加者が多いと日程を合わせるのも難しいときもあります。
候補日は、いくつかあげておきましょう。
日程を決めるときのポイント
パパとママが中心になって、候補日を決めましょう。
ご両親にお伺いをたてると、父方、または母方の祖父母が「どうして向こうに合わせなきゃいけないんだ」と言い出し、もめる可能性があります (^^;
神社が混雑する恐れのある日
- 土日祝、大安の日、戌の日
- 七五三シーズン(11月)
- 神事や祭事があるとき
混雑を避けたいなら、「平日」がおすすめです。
また、神事は午前中に済ませる方が多いので、人混みを避けたいならお昼からの時間帯もおすすめです。
ご家庭によっては、風習やしきたりを重んじて、日程を決めることもあります。
- 男の子は生後31日目(または32日)
- 女の子は生後33日目(または32日)
また、宗教や地域により生後100日に行う場合もあります。
両家の祖父母様の「お宮参りに対する考え方」を事前に聞いておきましょう。
お宮参りは、ママと赤ちゃんにとって、産後、初めての外出となることも多いです。
授乳の問題や季節・気温などを考え、くれぐれも体に負担がかからないよう無理のない予定を立てましょう。
③行き先を決めましょう
参加者と日程が決まれば、次は「行き先」です。
どこの神社(またはお寺)に行くのかを決めましょう
- 産土神/氏神様をおまつりしている神社
- 参加者の交通の便が良い神社
- 実家・自宅の近くの神社
- 有名な神社/人気のある神社
など、候補を出してみましょう。
候補地が多くて決められない場合は、
- 授乳室がある/母乳が与えやすい
- 粉ミルクが与えやすい/哺乳瓶が洗える
- おむつ替え代がある
- お湯・お水が使える
- 駐車場が広い/停めやすい
- 待合室や座れる場所がある
など、ママと赤ちゃんにやさしいところを優先すると良いです。
そういった配慮のある神社は、境内もきれいにしていますので、写真撮影するにもおすすめです
④神社(またはお寺)で、することを決めましょう
参加者、日程、行き先が決まったら、次は「すること」を決めましょう。
神社に行ってすることは、
決めるべきこと
- 普通の参拝だけにする or 初穂料を納め「ご祈祷」を受ける
- 写真撮影をどうするか(自分たちで撮影 or 出張撮影を依頼)
ご祈祷は、普通に参拝するより時間がかかります。
ご祈祷の時間(何分くらいか)は、神社に問い合わせれば教えてくれます。
ついでに予約が必要か不要かも聞いておきましょう。
神社での写真撮影は、
- 出張撮影を依頼する場合、神社に「商業カメラマンOKか?」を必ず聞く
- 参拝やご祈祷をせず写真撮影だけしに行くのは失礼ですのでやめましょう
商業カメラマンNGな神社も、けっこうあります。
許可なく撮影した場合、後にトラブルになることもあるので、ご注意ください。
神社に電話するなら、以下のことを聞いておくと良いですよ♪
神社で聞くことリスト
- ご祈祷の予約 必要?
- 初穂料の金額
- 初穂料納め方(のし袋必要?)
- 双子の場合は?(ふたごのとき)
- 出張カメラマンOK?(出張撮影をするとき)
- おむつ替え台はある?
- 授乳室はある?
- 待合室や休憩所の有無
- 駐車場の有無
- 階段や段差の有無(ベビーカー使用OK?)
⑤神社のあと、写真館やお食事に行くか決めましょう
神社でのお参りの他に、
- 写真館/フォトスタジオへ行く?行かない?
- お食事会(会食)をする?しない?
これらを決めましょう。
写真館へ行く場合は、
- どこの写真館へ行くのか
- どんな写真が欲しいのか
も決めておきましょう。
※どんな写真とは?例えば…
- 赤ちゃんの1人写りだけ
- 赤ちゃんの1人写り+家族写真
- 赤ちゃん1人写り+親族みんなの写真
など。
出張カメラマンに依頼するなら、希望の枚数(カット数)や撮ってほしいシーンを伝えると良いでしょう。
写真館を利用するときの注意点
行く前に希望の写真、必要な枚数、必要な商品を決めておかないと、時間と費用が予想以上にかかります。
撮影は数分でも…
- 衣装が無料で着替え放題
- ヘアメイクも無料
- 撮影した画像が選べる
など、撮影以外で時間がかかります。
衣装を替えれば、その写真も買うことになり、出費が…。
対策方法は、
いるものは買う。いらないものは断る。誘惑されない。
例えば、「お祝い着の赤ちゃん1人写りと家族全員の写真が欲しい」など、必要なものをきちんと決めて行かないとお金も費用も莫大にかかります。
写真館は、出張撮影に比べて料金が高いイメージがありますが、必要なカットだけ撮るなら意外と安いです。
お食事会をする場合は、どのようにするか決めましょう。
- 自宅で手料理をふるまう
- 自宅で仕出しやケータリングを頼む
- 外食する
予算の相場は、
- 外食の場合 ランチ=3~5千円、ディナー=5千円~1万円
- ケータリングの場合 1人前あたり3千円~1万円
外食をする場合は、お店を決めて予約をしておきましょう。
個室で座敷がおすすめです。
くつろげるし、赤ちゃんのお世話もしやすいですよ。
- キッズルームや玩具があるお店は、お子様に配慮がありファミリーで行きやすいお店
- ご家族にアレルギーがある場合は、事前に、対応/対策してもらえるか確認が必要
- 着替えを持参し、お参りが済んだら正装から普段着に着替えると体がラク
お店探しに便利なサイトなら「一休.com」
食べログよりも厳選されたお店が掲載されているので、掲載数は食べログより少ないですが「行事に使えるお店」が見つけやすいです。
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⑥金銭的なことを決めましょう
お宮参りの参加者、日程、行き先、することが決まれば、あとは金銭的なことを話し合いましょう。
お宮参りで必要な費用は、
- ご祈祷する場合の初穂料
- 赤ちゃんの衣装
- お食事代
- 撮影を頼むなら撮影にかかる費用
などです。
お宮参りの費用は「誰が払う」という決まりは、特にありません。
一般的には、お宮参りの費用は、パパとママが払うことが多いです。
お宮参りの「お祝い金」を祖父母からいただいた場合は、それをお宮参り費用にあてます。
ご両親から援助したいと申し出があれば、素直にあまえてOK。
その場合は、初穂料や衣装代は父方、お食事は母方など、双方で出し合うパターンが多いです。
⑦服装/衣装を決めましょう
日程や、すること、金銭的なことが決まれば、次は衣装を考えます。
- 赤ちゃんの衣装
- ママ、お祖母様の服装
- パパ、お祖父様の服装
の順に決めます。
赤ちゃんが男の子の場合
衣装に家紋を入れるなら、1~2か月前に準備を始めましょう
衣装の決め方は、簡単に言うと、
- 赤ちゃんの衣装を和装にするか、洋装にするか
- ママやお祖母様が、留袖や訪問着を着るか、スーツやワンピースにするか
を、決めてから、男性の服装を決めます。
夫婦は同格の服装にしますが、女性が和装でも、男性はスーツが一般的。
ママ、パパ、お祖母様、お祖父さまの服装についての詳しい記事はコチラ。
おすすめの服や関連小物も具体的にご紹介しています。
最近、お宮参りでよく見かけるのは、フォーマルなデザインの授乳服。
ママのために作られた服なので、着心地もよく、機能的。
スイートマミーは、細部にまでこだわった作りややさしい素材の服が多いのでおススメです。
お手頃価格で、おしゃれな授乳服が多いですよ♪
授乳服とマタニティウェアの【スウィートマミー】⑧赤ちゃんを抱っこする人を決めましょう
お宮参りで、赤ちゃんを抱く人は、当日でいいのでは?と思うかもしれませんが、事前に決めておくとスムーズに進みます。
お参り/ご祈祷のとき、赤ちゃんを抱っこする人を決めましょう
ご祈祷のときは「父方の祖母」が、赤ちゃんを抱っこするのが、一般的。
しかし、お祖母様が参加されない場合や、お体のご都合で抱っこできない場合もあります。
そういう時は、母方のお祖母様やママが抱っこしましょう。
ご祈祷を請けるときは、赤ちゃんを抱っこして衣装を着けます。
ですので、途中で抱っこを替わることは難しいです。
長時間、赤ちゃんを抱っこするということを考慮し、誰が抱っこするか決めると良いですね。
ご祈祷が終われば、お祖母様からママに替わったりして、写真を撮影すると良いでしょう。
しきたりや風習は気にしない!というご家庭では、誰が抱っこしても良いですよ。
パパが赤ちゃんを抱っこして、衣装を着けて、写真を撮ることもあります。
おくるみで劇的に抱っこしやすくなる!
抱っこの際は「おくるみ」があると便利!赤ちゃんも落ち着くし、抱っこもしやすくなります。
大判のガーゼタオルでも大丈夫!
- おくるみで赤ちゃんを包む
- 抱っこする
- お祝い着をつける
- 帽子とよだれかけをつける
おくるみの厚さや素材を変えれば、気温の変化が激しい時期にも対応できます。
写真撮影もするのであれば、薄手のガーゼがおすすめ。
おくるみの上から衣装を着けてもモコモコせずスッキリ写ります。
私が撮影で使っているのは、100%国産のガーゼタオル
おくるみ、おむつ替え、お風呂上り、お昼寝など使い勝手抜群♪
お宮参りの準備 決めること、順番 まとめ
お宮参りの準備、何から決めればよいのかを簡単にまとめ、リストにしました。
このまま上から順番に決めていけばOK。
簡単で便利!お宮参りの準備、決め事順番リスト
- 参加者:誰と行く?
- 日程:いつ行く?
- 行く神社(お寺):どこへ行く?
- 神社ですること:ご祈祷する?
- 神社の後、写真館やお食事に行く?
- 金銭的なこと:誰が費用を負担する?
- 衣装:和装/洋装
- 赤ちゃんを抱っこする人は誰?
次回は、お宮参りの持ち物についてご説明いたします
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