七五三の衣装|5歳男の子の着物「羽織袴」徹底解説
5歳男の子の七五三衣装、着物や袴の種類、選び方、和装小物についても、具体的にご紹介します。
必要なアイテムや、不要なものも記載しますので、無駄なお買い物も防げます。
この記事は、このような方へ向けて執筆します。
- 5歳の七五三、どんな衣装を着せたらよいかわからない
- 和装させたいが、着物や袴のことがよくわからない
- 羽織袴に必要な、揃えるべきアイテムがわからない
- 羽織袴の選び方や選ぶときの注意点が知りたい
この記事の目的
- 着物や袴のことがわからない方でも、完璧に七五三の衣装が揃えられるようになる
- 必要な物、不要な物を知り、無駄遣いを防ぐ
- 七五三での服装の決まりや、マナーを知る
これまで、数多くの伝統行事の記念撮影をしてきたスタジオGRACEカメラマンの馬場みのりが、執筆します。
できるだけやさしい言葉で、具体的にご説明しますね!
5歳の男の子、七五三では何を着るべき?
結論から申し上げますと
- きちんとした服装
- 正装
具体的には、
- 羽織袴(はおりはかま)
- スーツ
幼稚園や保育園に通っていて、園の制服がある場合は、制服でもOKです。
学生の制服は、正装にあたります。
ですので、冠婚葬祭で制服を着るのは間違いではありません。
冠婚葬祭とは
結婚式やお葬式など、人生の節目となる行事のこと。
お宮参りや七五三も冠婚葬祭に含まれます。
七五三は普段着でも良い?
カジュアルな服装でお参りされるご家族もありますが、基本的にきちんとした服装をするのがマナーです。
その理由は、
- 七五三は、神社やお寺で行う神聖な儀式だから
- 誰に対しても失礼のない服装で行うのがマナーであり、礼儀だから
七五三は、
- 子どもがここまで成長できたことへの感謝を神様や仏様に伝える
- 神様や仏様に、我が子のこれからの健康や成長を願う
この2つの目的のために、神社の方やお寺の方にご祈祷をしていただきます。
神職の方も、僧侶も、正装でご祈祷を行ってくださいます。
ですので、ご祈祷を受ける側がラフな格好や普段着では、失礼です。
主役であるお子様は正装、父親と母親、祖父母もフォーマルウェアが望ましいです。
関連記事
5歳の七五三で、被布を着ても良い?
- いいえ、5歳では、被布は着ません
「男の子 七五三 衣装」などのキーワードで検索すると、被布コートが出てくることがありますが、被布コートを着るのは3歳だけです。
「七五三とは?」の記事でもご紹介しましたが、七五三とは、3歳、5歳、7歳で行う儀式の総称。
5歳は、「袴着の儀」と言って、大人と同じように袴を身につけ、男の子が男性社会へ入るという儀式です。
ですので、和装をするなら、袴をはきます。
男の子・男性の和装、正装の決まり事
男性の着物は、礼装、準礼装、普段着にわかれています。
礼装は黒の紋付き袴、準礼装は黒以外の紋付きです。
※紋付(もんつき)=家紋が入っていることを指します。
洋装で例えると
- ブラックフォーマル=黒の紋付き袴
- フォーマル=黒以外の紋付き袴
- スーツ=羽織袴
みたいな感じです。
黒の五つ紋付き袴は、明治時代に太政官令によって正装と決められました。
家紋の数
- 家紋の数は、5つ、3つ、1つの順で、多いほうがフォーマル度が高い
5つの家紋を入れる位置は、背中に1つ、両胸、両袖です。
背中の家紋はご先祖様、両胸の家紋は父親と母親、袖の家紋は兄弟や姉妹、親戚を表しています。
袴(はかま)について
- 正装のときの袴の模様=たてのシマ模様
- 袴の形は、二股にわかれていないスカートのような形
小物について
半衿や羽織紐、足袋、草履にハナオは、お祝いの行事ですと「白でそろえる」とフォーマル度が高くなります。
5歳男の子の和装に必要なもの
- 肌着、または肌襦袢(はだじゅばん)
- 長襦袢(ながじゅばん)
- 半衿(はんえり)
- 腰紐(こしひも)2本
- 着物
- 羽織
- 袴
- 角帯
- 足袋(たび)
- 雪駄(せった)
- 羽織紐
- 扇子
- 懐剣
- お守り
- サスペンダー
上記のほかに必要なもの
- 履きなれた靴やサンダル
- ハンカチ、ウェットティッシュ
では、ひとつずつ解説していきます。
必要か、不要か、他の物でも代用できるかもご紹介します。
肌襦袢について
- 肌襦袢は、なくてもOK
- 普通の肌着で代用できます
肌襦袢は通販で、1500円~3000円くらいで売っています。
七五三でしか使わないなら、買うのはもったいないですよね。
それなら、普段でも着れる肌着で代用しましょう。
肌着の選び方
- 襟ぐりの深いものだと、着物から肌着が見える心配がなくて良い
- 色は、白か、肌に近い色がおすすめ
具体的には、こんな感じのものを用意します。
楽天市場 肌にやさしいコットン100日本製肌着シャツ2枚組 998円(送料190円)
ヤフーショッピング 綿100%日本製の肌着2枚組998円(送料190円)
肌にやさしいコットン100%85~90㎝女児長襦袢と半衿について
- 半衿(はんえり)=えり元につける細長い布のこと
半衿は、襦袢に縫い付けて使います。
すでに襦袢に縫い付けられている商品もあります。
主な役割は、「襦袢が皮脂や整髪料で汚れるのを防ぐ」ことです。
男の子の場合、白や水色、グリーンなどが市販されています。
色付きは若干カジュアルな雰囲気になってしまうので、正装の場合は白が良いでしょう。
男の子の半衿で、安くて良い品はこちら。
楽天市場で、税込310円、送料250=合計560円
Amazonでは、税込・送料無料で、580円
[京のみやび]こども用半衿 ポリエステルヤフーショッピングでは、税込280円、東京:送料250円→合計530円
男の子 半衿~~~~~
襦袢(じゅばん)は、お洋服のインナーにあたるもの。
肌着、襦袢、着物の順に着ます。
そで、着丈が長いものを長襦袢(ながじゅばん)と言います。
お子さまには、着丈が短い「袖なし襦袢」が便利。
肩上げなどの調節不要。短いのでお洗濯もしやすく、干しやすいです。
Amazonユーザーさんはコチラ
七五三男の子用襦袢ヤフーショッピングならPaypayポイント使える・貯まる
男の子 袖なし襦袢羽織袴をセットで購入する場合や、レンタルする場合は、半衿や襦袢も、セットに含まれていることが多いです。
購入やレンタルを検討中なら、セット内容を確認してみましょう。
腰紐について
腰ひもは、襦袢と着物の着付けに使います。
- 襦袢用に1本、着物用に1本の合計2本、必要
腰紐は、安いものでOKですよ。
楽天市場 白無地 1本150円(送料300円)
ヤフーショッピングならコチラ
子ども用腰ひも腰紐は、100円ショップには、ありません。
足りない!どうしよう!というときは、ストッキングや包帯で代用できます。
着物と羽織と袴
着物、羽織、袴は、セットで買うか、レンタルするかの、どちらかになります。
価格の相場(着物・羽織・袴・小物フルセット)
- 購入 1万6千円~20万円くらい(売れ筋は2万円~4万円前後)
- レンタル 5000円前後~4万円くらい(7千円~1万円が多い)
楽天やヤフーショッピングでの価格です。
お値段の比較は、購入もレンタルも、フルセットで比較しています。
レンタルの場合は以下の2点は必ず覚えておいてください。
- 安心保障をつけても、ひどい汚れは保証が適用されないお店が多い
- 破損したら弁償となるケースが多い
~~~~~
実際に、よくあるトラブル
- 衣装無料のスタジオでも、衣装を汚した場合はクリーニング代が発生する
- 破損してしまい、衣装を弁償させられた
ブランド物の衣装をウリにしているところは、特に注意。
弁償となると高額です。
~~~~~
神社やお寺の境内は、子どもが遊びたくなる場所
境内には、玉砂利、草木、花、落ち葉、虫、砂などがあります。
小さい子にとっては、遊びたくなる場所です。
出張撮影に行くと
- 地面にしゃがむ、座る
- 木にしがみつく
- 石や砂で遊ぶ
- 落ち葉やどんぐりを拾う
- 虫を捕まえる
- 土や玉砂利の上でこける
などなど、衣装が汚れるお子さまが大多数。
中には、
- 衣装に泥ハネをつける
- 木に引っかけて衣装を破る
- 草履を投げる、壊す
というのも見ています。
実際の現場を知っているので、「購入したほうが、精神的にも安心」と思います。
しかし、羽織袴は全部そろえると3歳の衣装より高くなるので、購入をお勧めして良いのか悩むところです。
※神社やお寺は、神聖な場所です。お参りする場所で、遊ぶところではありません。自然が豊かで美しいので、お子さんが遊びたくなる気持ちも大変よくわかりますが、遊ぶなら他の場所へ移動しましょう。境内は、公園ではありません。
~~~~~
レンタルの際に注意すべきこと・トラブル防止のために…
必ず事前に、破損した場合や汚してしまったときのことを確認しておきましょう。
- 汚したときのクリーニング代(具体的な金額まで聞く)
- 破損したときの弁償代(具体的な金額まで聞く)
- メールで問い合わせたときは、メールを残しておく
- 電話で問い合わせたときは、電話した日時と対応してくださった担当者のお名前をメモしておく
~~~~~
購入のときの注意点
絶対確認すべきこと
- セット内容
- 肩上げ加工はしているか
- 袴の裾上げは必要か
- 家紋を入れるか、入れないか
- 注文から発送、配達、お届けまでの日数
楽天やYahoo!のショッピングサイトをザっと確認したところ、フルセットと書いているのに、追加が必要な商品がけっこうありました。
- 半衿がついていない
- 足袋がついていない
この2点、多かったです。
これって、買う側からすると「フルセットじゃないやん!」って思いますよね。
半衿に関しては、レンタルでもつけていないところもあるので「半衿はなくても良い」みたいな感じですかね…
できればあったほうが、衿元がしっかりして、着付けがきれいにできるのですが…。
着物、襦袢、羽織、これらの肩上げは、必ずしないといけません。
短い袖なし襦袢の場合は加工不要です。
オプションで以下の加工が注文できるようになっているお店もありますので、必要なら忘れずに注文しましょう。
- 肩上げ加工
- 半衿縫い付け加工
- 家紋入れ
- 衣装を入れる化粧箱
羽織袴の通販での購入は、肩上げなどのオプション料金がかかるので、「思っているよりも高くなった」という方が多いです。
販売ページでは、良い部分ばかりを強調して書いているので、足袋がない、半衿がない、肩上げしていないなどは見落としがち。
買う場合は「このセットだけで良いのか」を考える必要があります。
わからない場合は、お店に問い合わせて直接聞くほうが確実。
届いてから慌てることがないように、注意したいところです。
角帯
角帯は、「かくおび」と読みます。
男性が使う帯の一種です。
袴をはく場合は、袴の下(内側)になります。
表からは少し見えるので、袴と同じ柄で作られたものが、セットになっていることが多いです。
角帯だけを購入するなら、袴と同じような柄を選びましょう。
価格は、千円~5千円くらいです。
~~~~~
とっても簡単で便利なワンタッチの角帯もあります。
七五三でよくあるのは、
- きつく締めると苦しくて機嫌が悪くなる
- 帯を結ぶ間、じっとしていられない
- 動きまくって、すぐに帯がゆるむ
- 何度もしめなおすのが面倒
など
マジックテープの帯なら、これらがすべて解消できます。
Amazonならこちら
七五三男の子用ワンタッチ角帯ヤフーショッピングならコチラ
ワンタッチ角帯/男の子はかま用足袋
足袋を買うなら、足のサイズは、きちんと計ってから、購入しましょう。
一般的な足袋には「こはぜ」という留め具があります。
お子様の場合、留め具がないストレッチ足袋が履かせやすいです。
足袋の選び方
- 足のサイズをきちんと計る
- 留め具のない足袋のほうが履かせやすい
- 足裏に滑り止めが付いていると草履の上ですべらない
安い足袋を検索すると「指割れソックス」みたいなものも表示されることがあるので、注意。
足袋を履かない人には、違いがわかりづらいので、おすすめの足袋のリンクを貼っておきます。ご参考にどうぞ。
楽天市場 子ども用足袋 1足330円(税込/送料250)
Amazon 子ども用ストレッチ足袋 1足500円(税込/送料無料)
こども足袋 子供足袋 ストレッチ 足袋 七五三Yahoo!ショッピングは、安いのはあるけど、ちょっと全体的に送料高めです。
一番安くて良さそうなのがこちらで1足240円(税込)、送料が360円。
13㎝~子供用ストレッチ足袋すべり止め付き男の子の足袋は、白無地を選びます。
着物を買うときやレンタルでは足袋がついていることもあるので、本当に必要か確認してから注文しましょう。
雪駄(せった)
雪駄とは、草履(ぞうり)の一種です。
着物をレンタルするときや、セットで購入するときは、雪駄もついていることが多いです。
兄弟で使いまわす場合は、ハナオや底の裏部分がしっかりしているか事前に確認しましょう。
お参り中に壊れることがあります。
【要注意!】雪駄で期限が悪くなるお子様続出!
雪駄・草履は
- 歩きにくい
- ハナオが痛い
- ハナオが気持ち悪い
という理由で、大多数のお子さんが不機嫌になります。
ですので、履くのは必要最小限、短時間にしてください。
お参りや記念撮影のときだけ。
それでも嫌がる子は多いです。
歩くときは、履きなれた靴にしておきましょう。
草履・雪駄は、ビーチサンダルと履き方が違います。
正しい履き方は、こちらの記事をご覧ください。
草履バンドはおすすめしない
草履を脱げにくくするための「草履バンド」という商品があります。
私は、各サイズ、男の子用、女の子用を買いましたが、撮影現場で実際にお子さんに使用した結果、あまり役に立たないとわかりました。
足元の危険性
草履、雪駄、ビーチサンダルは、大人でも子供でも、危険です。
履きなれていないと、捻挫や骨折の恐れがあります。
子どもは大人以上に転びやすいので、記念撮影のときだけ履くのが無難。
サンダルや雪駄は底が薄く、足に、とても負担がかかります。
当日までに履いて慣らせておくと書いているサイトもありますが、転倒の危険性とかかとへの負担を考えると、無理に慣らせる必要はないです。
羽織紐(はおりひも)
羽織紐は、羽織の前が開かないようにする紐のことです。
七五三の場合は、羽織を購入したときにセットになっていることが多いです。
もし、なくしたり、汚してしまった場合には、羽織紐だけ購入することも出来ます。
価格は、およそ千円前後。
正装なら白のオーソドックスなものが良いでしょう。
扇子
扇子は縁起物です。
末広がりは、人生が開ける、繁栄するなどの意味があります。
七五三では「子どもの人生が末広がりに栄えますように」という願いを込めて贈られる小物。
衣装を買ったり、レンタルした場合には、必ずセットに含まれています。
レンタルした場合は、壊さないように注意!
扇子を広げて、パタパタとあおぐような使い方はしません。
袴の腰のところに差し込みます。
扇子は単品で購入することもできます。
価格は、500円~千円くらいです。
懐剣
懐剣は、「かいけん」と読みます。
袋に入った小さな刀のこと。
扇子と同様、袴に差し込んで使います。
昔は、武家の女性が護身用として持ち歩いていました。
今では、「自分の身は、自分で守れるように強くなって欲しい」という願いを込め、七五三を迎える男の子に使用します。
単品で購入する場合は、千円~3千円くらいです。
お守り
お守りは、袴をはくときに、袴のヒモに通し、腰にぶら下げて使います。
角帯・懐剣・お守りは、セットになっていることが多く、たいてい同じ柄の布で作られています。
お守りだけ買いたい場合は、500円~千円くらいで購入できます。
サスペンダー
サスペンダーは、袴がずり落ちるのを防ぎます。
なくても良いのですが、あると便利。
小さい男の子は、帯を締めると苦しいと言って嫌がることが多いので、袴が着崩れやすく、歩いていると、どんどん下がってきます。
実際に七五三撮影の現場でも、袴のすそを踏んで、ころぶお子さんをよく見かけます。
羽織を着れば、サスペンダーは見えなくなるので、安いものでも1つ持っておくと危険防止にも役立ちます。
形は、X型で、目立たない色が良いでしょう。
X型は留め具が多い分、Y型より袴をはさみやすく、安定します。
千円以下の安いもので充分ですよ。
履きなれた靴やサンダル
家から雪駄を履いてでかけるのは、絶対NG。
先ほど記載した転倒や足への負担を考えると、長時間の雪駄はおすすめではありません。
時間とともにハナオが痛くなってくることもあります。
履きなれた靴やサンダルで、お出かけし、雪駄は必要最小限で使用しましょう。
ハンカチやウェットティッシュ
手をふいたり、お顔をふいたりするのに必要です。
撮影前は、必ず、「よだれ、口のまわりの汚れ、はなくそ」がついていないか確認してください。
細かいところですが、写真にはしっかりと写ってしまいます。
着物の時の防寒対策、注意点
- 着物の下に長袖を着るなら、そで口から見えないよう折るか、アームバンドを使う
- 派手な色の服を下に着ると少し見えただけで目立つ
中に着ている服が見えてしまうケース、すごく多いです。
赤とかオレンジを着ると、チラっと見えただけで悪目立ちします。
肌に近い色か、白、または、羽織袴に近い色が良いです。
着物の上からの防寒なら、
- マフラー
- ストールや肩掛け
- ケープやポンチョ
- レインケープ/レインポンチョ
- カイロ
が、便利です。
レインケープは、風を通さないので、意外と防寒にも使えます。
温かい飲み物も効果抜群
寒い日は、温かい飲み物を持参するのも良い方法です。
人は腸の温度が上がれば、体温が上がります。
外から温めるより、即効性があります。
着物の素材について
洗える着物なら、素材はポリエステル。
外で遊んだ汚れや、食べこぼしも、心配なし!
ざぶざぶ洗って、きれいに保てます。
ポリエステルの特徴
- 虫食いせず、シミができにくい
- 発色が良く、色落ちしにくい
- 自宅で洗えて、クリーニング代不要
- 正絹(シルク100%)より安い
- 手触りは絹に比べれば硬い
近年では、ポリエステルの着物も品質がよくなっていて、質感も問題なし。
着物初心者さんには、おすすめの素材です。
正絹とは、シルク100%のこと。
正絹は、着物が好きで知識があり、お手入れや保管がきちんとできる方に、おすすめです。
正絹の特徴
- 絹独特の光沢があり、高級感がある
- 肌触り、通気性、吸湿性が良い
- 洗濯ができない
- 値段が高い
- 長期間、美しく保管するのが難しい
5歳男の子の七五三 洋装ならスーツがおすすめ
- 洋装で七五三をするなら、男の子は、スーツ
- 派手な色や柄はNG
- 靴は、フォーマルなデザインでひも付きを選ぶ
- ひもの無いローファーは微妙(社会人ならNG)
あまりにも安いスーツは、縫製が雑なものがあるので注意しましょう。
お子さんはすぐに大きくなるので、着る機会が少ないなら、レンタルも良いですね。
レンタルの場合は、羽織袴と同じで、汚してしまったときのことや破損したときのことを考慮しなければいけません。
購入とレンタルの価格
- 購入 4千円~2万円くらい
- レンタル 4千円前後~2万円くらい
価格だけ見ると「え?同じくらいなの!」と思いますが、セット内容が違います。
スーツの上着とパンツだけのセットもあれば、小物まですべて揃ったセットもあるので、内容を比較して検討する必要があります。
スーツを着るのに必要な物
- 肌着
- ワイシャツ
- スーツ(上着とパンツ)
- ネクタイ
- ベルト、またはサスペンダー
- 靴下
- 靴
手持ちの服と合わせて、必要なものをチョイスしましょう
シャツやネクタイ、靴下や靴は持っているという場合は、ジャケットとパンツのセットだけでOK。
無駄な買い物は省きましょう。
シャツやネクタイを持っていない場合は、セットになったものを買うとコーディネートを考えなくて良いし、値段的にもお得です。
例えば、ジャケット、パンツ、シャツ、ベスト、ネクタイのセットなら、あとは肌着と靴下と靴があればOK。
通販の販売ページの写真では、カラーの靴下や短い靴下をはいていますが、フォーマルな場ではマナー違反です。
男の子の場合、靴下は、「ひざ下丈の黒」を履かせます。
男の子の靴について
靴は、フォーマルなデザインのものが好ましいです。
ただ、履きなれていない靴は、
- 歩きにくい
- 足が痛い
- 靴ずれができる
などの問題があります。
対策としては、普段の靴を履いて出かけ、お参りや記念撮影のときだけ、フォーマルシューズに履き替えるのが良いです。
男の子のフォーマルシューズ 選び方
男の子のフォーマルシューズの選び方は、
- フォーマル度が高いのは黒
- ヒモのついている靴が良い
- 飾りが少ないデザインが良い
これは、大人の男性も同じような感じで、大人の場合は、黒の内羽根式のストレートチップが定番。
子ども用の靴で、内羽根式は見つけるのが難しいので、似たような感じのものを探しましょう。
通販などで「男の子、フォーマルシューズ」で検索するとローファーが出てきます。
しかし、本来ならば、ローファーはフォーマルシューズではありません。
脱ぎ履きしやすいローファーは、もともとは部屋履きでした。
ローファーと言う言葉には「怠け者」という意味があります。
ですので、ローファーをフォーマルシューズだと記載しているのは間違いで、冠婚葬祭には使えません。
しかし、学生さんが制服でローファーを履き、葬儀に参列するのは許容範囲となっています。
日本では、なんとも微妙な位置づけにある靴です。
こちらのひも付きの靴は、デザインもシンプルで、お値段もお手頃価格。
楽天市場とヤフーショッピングで、2340円(税込/送料無料)
Amazonは同じ商品がないのですが類似商品がいくつかあります。
まとめ
5歳の男の子、七五三の衣装、和装と洋装について解説しました。
リンクをはってある商品は、こまめにチェックしますが、値段変更や売り切れになる場合もございます。
悪しからず、ご了承ください。
七五三は、お子様が主役ですが、ここまで頑張って育児をし、子どもと一緒に成長してきたパパやママのお祝いの日でもあります。
お子さんとご家族にとって、一生の思い出になる素敵な記念日を楽しんで、お過ごしください。
スタジオGRACEカメラマンが解説する写真に関する記事も良かったらご覧ください