七五三 パパの服装|ユニクロより安いスーツはある?

七五三のパパの服装_ユニクロより安いスーツ、スーツの選び方やマナーについてわかりやすく解説

■七五三でのパパの服装について、選び方やマナー、費用を抑えてもきちんと見えるスーツをご紹介します。

この記事は、このような方へ向けて執筆します。

  • 七五三の服装のマナーがわからない
  • 七五三でのパパの服選び方がわからない
  • 七五三に行くときのパパのスーツをできるだけ安く買いたい
  • コスパが良くて、きちんと感のあるスーツを買いたい
スタジオGRACE
馬場みのり

今回は、七五三での父親の服装についてです。

数多くの伝統行事や式典で記念撮影をしてきたスタジオGRACEカメラマン、馬場みのりがわかりやすく解説します。

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七五三でのパパの服装、何を着るべき?

  • ブラックスーツ(ブラックフォーマル)
  • ダークスーツ

服装には、和装でも洋装でも「格」があります。

「服装の格」って、普段では気にしませんし、なんだか難しいというイメージがあるかもしれませんね。

そういうのめんどくさい!という方は、とりあえず黒か濃いグレーで無地のスーツを着ればOKです。

もう少し詳しく知りたい方は、このまま読み進めてください。

服装の格は、

  • 正礼装(フォーマル)
  • 準礼装(セミフォーマル)
  • 略礼装(インフォーマル)

が、あります。

男性の正礼装は、モーニング、燕尾服、タキシードで、着用する時間帯によってどれを着るかが変わります。

準礼装は、ディレクターズスーツが代表的。

これは、モーニングの上着の丈を短くして、一般的なジャケットに変えたものです。

略礼装は、礼服の中では最も格が低い服装で、ブラックスーツ(ビジネススーツではない)やダークスーツのことです。

※ブラックスーツは準礼装に位置づけられることもあります

※結婚式などで「平服でお越しください」と書いて合った場合は略礼装で行きます

七五三の場合はどうなるの?

七五三の場合は、七五三を迎えるお子様が主役です。

お子様の服装をまず、決めましょう。

例えば、男の子で家紋入りの羽織袴を着せる場合は、正礼装にあたります。

ですので、パパとママは、一つ格下の服を選びます。

ブラックフォーマルスーツ(礼服)は、「お子さんが和装の場合同格になるので…」と書いているサイトがありますが、違います。

ブラックフォーマルは、略礼装(場合によっては準礼装)です。

お子さんが和装の場合、同格にはなりませんので、パパやママがブラックフォーマルでも全然大丈夫です。

格式の高い神社やお寺にお参りするのであれば、ダークスーツよりブラックフォーマルをおすすめします。

その理由は?

  • 七五三は、神聖な儀式だから

では、なぜ七五三にはフォーマルウェアを着用するべきなのでしょうか?

それは、七五三が「儀式」だからです。

神社やお寺は、神様や仏様をまつっている神聖な場所。

そこへ行って、神職や僧侶にご祈祷をしていただきます。

ご祈祷の主な目的は、以下の2つです。

  • ここまで成長できたことの感謝の気持ちを伝える
  • これからの健やかな成長を願う

わが子のことを神様や仏様にお願いしに行くのですから、神様や仏様、神社の方やお寺の方に失礼のないよう、きちんとした格好でお参りしましょう。

また、父方や母方の祖父母も参加する場合は、誰に対しても失礼のない服装を心がけましょう。

服装の格を合わせることは、相手に対しての気遣いであり、マナーです。

「服装を合わせていないと見た目のバランスが悪いとか、写真写りが…」という問題よりも、「礼儀やマナー」の問題です。

七五三でのパパの服装、選び方

では、具体的にどんな服を選べば良いのかをご説明します。

スーツやワイシャツ、アンダーシャツ、ネクタイなど、それぞれについてのポイントを箇条書きで記載していますので、ザっと目を通すだけでもわかります。

服装の格

  • 夫婦は同格、パパとママは格を合わせる

これは、どんな行事でも当てはまることです。

例えば、パパがブラックフォーマルスーツなら、ママもブラックフォーマルです。

ママがスーツやワンピースなら、パパはダークスーツが良いでしょう。

スーツ

スーツの選び方のポイントは、以下の5つです。

  • ブラック、またはダークカラー(濃紺、ダークネイビー、ダークグレー、チャコール)
  • 柄は、「無地」が基本
  • 目立たないストライプはOK
  • 茶色や緑は深い色でも「カジュアル」なので注意
  • 男性のスーツの場合、「明るい色」はNG

ここでの注意点は、礼服のブラックとビジネススーツのブラックは、黒さが違うということです。

礼服の黒は「漆黒」というか、真っ黒、濃い黒ですが、ビジネススーツの黒は、そんなに黒くありません。

ママがブラックフォーマルで、パパが黒のビジネススーツだったら、となりに立つと黒さの違いがわかるので、良くありません。

パパがビジネススーツの黒の場合は、ママはきれいめなワンピースなどが良いでしょう。

生地の柄(模様)は、無地が良いです。

遠くから見ればわからないような、控えめなストライプはOK。

ダークスーツというと暗めの色全般かと思いますが、黒、農紺、ダークグレー、チャコールです。

明るめのグレーは違います。

また、ブラウンやモスグリーンのような、茶系や緑系の暗い色は、カジュアル感が強いのでセレモニーや記念行事には不向きです。

ジャケパンスタイルは、カジュアルウェア

きちんと感のある服装として、ジャケパンを紹介しているサイトもありますが、ジャケットとパンツのスタイルは「カジュアルウェア」です。

ですので、このページでは、ご紹介しません。

アンダーシャツ

アンダーシャツは、ワイシャツの下に着るシャツのことです。

選ぶときポイントは、以下の4つです。

  • Uネックか、Vネック
  • ベージュなど肌に近い色が良い
  • シャツの第一ボタンを外しても見えないのが良い
  • 見えているとか、透けているのは良くない

ジャケットを脱いだときに、ワイシャツからアンダーシャツが見えていたり、透けているのはいけません。

白を選びがちですが、白いワイシャツのしたには、肌色に近い色のアンダーシャツのほうが透けにくいです。

長袖のアンダーシャツを選ぶ際は、袖の長さも注意。

袖口から出てきてしまわないよう9分丈、8分丈、7分丈を選びましょう。

グンゼのYG(ワイジー)Cut Off(カットオフ)シリーズは、おすすめです。

  • 白いワイシャツでも透けないベージュがある
  • えりぐりが広くワイシャツから見えない
  • 着心地が良い
  • 汗をよく吸う
  • 乾きやすい速乾タイプ
  • 抗菌防臭
  • 縫い目も目立たない

ワイシャツ

スーツに合わせるワイシャツ(ドレスシャツ)は、記念行事のときは、白のレギュラーカラーが良いです。

  • 色は、「白」
  • えりの形は、レギュラーカラー
  • ボタンダウンはカジュアルシャツなので注意

色付きのシャツが着たい場合は、淡いブルーの「サックス」を選びましょう。

柄は無地のほうが良いですが、近づかないとわからないような織り柄はOKです。

ボダンダウンは、おしゃれっぽく見えますが、カジュアルシャツです。

フォーマルで着用するとマナー違反になります。

ビジネスでも、海外の方と商談するときなどは避けるべきです。

ネクタイ

  • 慶事用の「白」か「シルバー」
  • ピンク、ブルーなどの淡い色もOK
  • 濃い色ならエンジ(ワインレッド)などで柄が派手でないもの
  • 黒、アニマル柄は絶対NG
  • 派手すぎる色や柄はNG

ネクタイは、シルクの物が多いですが、お洗濯できて、適度な光沢があるポリエステルも良いです。

特に慶事で使うネクタイは白やシルバー、淡い色が多いので少しの汚れでも目立ちます。

もし、新しく買うならお洗濯できる素材のネクタイがおすすめです。

靴下

靴下は「黒」一択です。

  • 色は「黒」
  • 長さは、すねまである長さ
  • 足首が見える短いものはNG

靴下は見えないから何でもいいだろうと思っていませんか?

神社やお寺でのご祈祷の際に、くつを脱いで、建物の中に入ることもあります。

また、記念撮影のとき、スタジオや写真館では椅子に座って撮影することもあります。

そんなときは、靴下は見えますので、何があっても大丈夫なように、「黒」で行きましょう。

靴下の長さは、これぐらいが良いでしょう。

靴も、「黒」が良いです。

茶色はカジュアルな印象になってしまいます。

  • 内羽根式のストレートチップ
  • 色は「黒」
  • ローファーはNG

内羽根式の黒のストレートチップは、フォーマルにもビジネスにも使えるため、ひとつ持っておくと重宝します。

ヒモのないローファーは、フォーマルシーンでは、NGです。

神社やお寺へ参拝するときは、革製品はよくないと言われることがありますが、男性の靴とカバンは革でもOK。

ちなみに、女性の靴も革製品OKで、女性のカバンは布製品が良いです。

黒い内羽根のストレートチップとは、これ!

靴は、デザインにより「フォーマル度」が異なります。

デザインには注意して選びましょう。

羽根=ヒモを通すところ。

内羽根のルーツは貴族、外羽根のルーツは軍隊と言われており、フォーマル度が高いのは内羽根。

ベルト

  • 色は「黒」
  • 靴とベルトは同色にする

ベルトは、靴と同じ色にします。

カバン・バッグ

  • 小さめのクラッチバッグがおすすめ
  • 大きいカバンやビジネスバッグは、NG
  • 手ぶらでも良いがポケットにものを詰め込むのはNG
  • カバン、靴は、革製品でもOK

男性の場合、手ぶらの方も多いのですが、スーツのポケットにいろいろ物を入れないように注意しましょう。

基本的にスーツのポケットに物は入れません。

もし、入れるのであれば、入れているとわからないサイズのものにしましょう。

記念撮影するときは、必ずポケットからすべての物を出してから撮影しましょう。

ユニクロより安く揃えるには?

  • 通販で買う
  • レンタルする

スーツは着る機会がほとんどないし、お金をかけたくない!安くしたい!という方も多いですよね。

そんな場合は、安く買うか、レンタルしましょう。

ユニクロのスーツやジャケット、ワイシャツは安いイメージがありますが、通販だとユニクロより安い商品が、けっこうあります。

ワイシャツは、ユニクロで2990円で販売されていますが、楽天やヤフーショッピングで探すと千円~2千円のがあります。

本当にスーツなんて着る機会がない!という方は、レンタルが良いでしょう。

レンタルですと、靴などの小物まで一式借りられるセットもあります。

クリーニングも不要、保管場所も不要。

何年後かに体型が変わって着られなくなるなんてことも、気にすることもありません。

レンタルなら3千円代~。

これくらいの価格で全部そろえられ、着たら送り返すだけでラクちんです。

費用は押さえても、きちんと見えるおすすめの服

通販で買いたいけど、探す時間がないという方へ、おすすめの服のリンクを貼っておきます。

どうぞ、ご参考になさってください。

尚、ブログ記事はときどき見直していますが、リンクが切れていたり、商品が売り切れになっていることもございます。

悪しからず、ご了承ください。

①長袖ホワイトレギュラーカラーのワイシャツが、1枚880円で送料無料

  • 1枚だけでも買える
  • 1枚だけでも送料無料
  • 形状記憶シャツ
  • ノーアイロンでも大丈夫

※安いのですぐ「再入荷」になってしまいます。こまめにチェックして、入荷したらすぐ買いましょう。

②レギュラーカラーの白、無地と織柄、サイズも豊富で2千円以下

楽天市場で、1枚1290円、送料650円。

  • サイズが豊富
  • 白の無地がイヤな方は、織柄がおすすめ
  • 送料込みでも2千円以下

③70サイズ展開安いのにほぼ在庫あり!

  • どんなシーンにも使える白のレギュラーカラー
  • サイズが豊富
  • 形態安定シャツでお手入れラクチン

販売は、ヤフーショッピング。

お値段は、1430円。送料は、660円。合計2090円。

口コミ・レビュー高評価!

ワイシャツ メンズ 長袖 白 形態安定 形状記憶 Yシャツ 大きいサイズ 就活 冠婚葬祭 レギュラーカラー Y12CAR101

Amazon 1400~1430円

メンズ レギュラーカラー白ワイシャツ

④慶事に使えるフォーマルなネクタイが千円!

慶事に使える白やシルバーのネクタイ、定価4千円~5千円の商品がなんと千円(税込/送料無料)

今ならほぼ在庫あり!

⑤冠婚葬祭なんでも使えるフォーマルスーツが8千円代

  • オールシーズン対応
  • 冠婚葬祭オールマイティに活躍できるスーツ
  • パンツは洗濯機で洗える
  • アジャスターでサイズ調整可能

楽天市場で、8999円(税込/送料無料)

人気商品なので、売り切れ続出中。サイズがあればお得です。

⑥1万円以下で大人のおしゃれができるスーツ

濃紺、チャコールがおすすめ。

控えめなマイクロチェック柄やストライプもあり、さりげない大人のおしゃれができるスーツ。

ご家庭でお洗濯できるのも嬉しいですね。

人気商品のため、売り切れもありますが、サイズがあればお買い得です。

通販では1万円以下のスーツはたくさんあります。

選ぶときのポイントは、生地やスーツの細部、裏地などの写真があるか、ないかです。

細部の写真や生地のアップの写真がないところは避けたほうが無難。

また、長く着たい場合は、流行りのデザインではなく、シンプルでオーソドックスなものがオススメ。

良い商品を見つけたら、そのつど、記事に追記していきますね!

まとめ

七五三のパパの服装について書いてきました。

服装の格やマナーというとめんどくさいと拒否反応を起こす方もいらっしゃいますが、大人の常識として知っておいて損はないです。

服装のマナーはビジネスでも役に立ちますし、逆に知らないと損をしてしまうこともあります。

特に男性のスーツのマナーは大切。

こちらの記事にも、男性のスーツのマナーについての記載がありますので、合わせてご覧ください。

上着のボタンやポケットのフラップについて記載しています。