お食い初め料理を手作りしたい方へ|レシピ・作り方・盛り付け方のヒント
お食い初め料理をご家庭で手作りしたい方へ
お食い初めメニューのレシピ、作り方や盛り付けのコツをご紹介します。
こんな方はご覧ください
- お食い初め料理のレシピを知りたい
- プロが作ったみたいに見せる盛り付け方を知りたい
- お食い初め料理を短時間で手早く用意したい
執筆者:数多くの伝統行事に関わってきたスタジオGRACEのカメラマンが、実体験をもとに書いています。
このお食い初め料理は、私が作ったものです。
今日は、この「お食い初め膳」の作り方をご紹介します。
この「お食い初め料理」の写真は「写真AC」にて、無料で提供しています。祝い鯛(焼き鯛)や、お守り、犬張り子など、子育て関連のブログで使える画像もあります。
どうぞ、ご自由にお使いください!
写真素材ダウンロードサイト【写真AC】※無料会員登録はこちら当ブログで使用している画像は無断転載・無断コピー禁止記事のURLは、リンクフリーです
■この記事では、以下の内容で、順に解説します
- お食い初め料理のメニュー(献立)は?
- 祝い鯛(焼き鯛)について
- お食い初め料理 それぞれのレシピ
- 時間短縮、節約するなら…
- 歯固めの石の準備の仕方
- 食器をどうするか?
- きれいに見せる盛り付けのコツ
- 最後の仕上げは、華やかな飾りで
補足:鯛を入れるお皿を100均で用意する方法
はじめに
お食い初めのやり方は、地域により異なります。
使用する材料も、違いますので、本記事は参考程度にご覧ください。
お食い初めは、百日祝い(ももかいわい)、100日祝い、箸初め、真魚初めなど言い方が多数あります。
本記事では、「お食い初め」で統一して記載します。
楽天のお食い初め食器販売ページにも、私の作ったお料理の写真が載っています♪
この食器、きれいで、収納もコンパクトで良いですよ! しかも、安い!
お食い初め料理のメニュー(献立)は?
お食い初めのメニューは、一汁三菜が基本です。
お食い初めは「本膳料理」の一汁三菜が基本となっています
- 一汁=汁の多い料理、吸い物、味噌汁など
- 三菜=メインとなる焼き魚などが1品。それと、煮物や、おひたし、酢の物などの副菜から2品を用意。
- これに、ご飯ものと香の物(お漬物)が付く
これらのセットが「一汁三菜」と呼ばれています。
お食い初め料理には、明確な決まりはありませんが、縁起が良いとされる食べ物や、季節の食材を取り入れて作ります。
- 祝い鯛(尾頭付きの焼き鯛)
- 赤飯
- 吸い物
- 煮物
- 酢の物
- 香の物(漬物)
紅白のお餅、手毬もちや、手まり麩を添える場合も、あります。
この他、お膳にのせるものとしては、食べ物ではありませんが、
- 歯固めの石
- 祝い箸(お祝い事に使うお箸)
が必要です。
では、それぞれの料理・食材について、使用する理由や意味をご説明します。
祝い鯛
お正月や成人など、お祝いや記念日にお馴染みの「鯛」。
お祝いや神様へのお供えは、必ず尾頭付きの鯛を使います。
- 尾頭付き(おかしらつき)=頭もしっぽも付いているという意味。
- 「ひとつの物事を最初から最後まで成し遂げる」という願いが込められている。
また、鯛は長生きする魚。
50年以上生きる物もいます。
そんな鯛にあやかって、「長生き」しますようにとの願いも込められています。
赤飯
お赤飯も、お祝いの行事では、定番のメニュー。
赤は、昔から「魔除け」の色とされ、邪気・厄災をはらう力があると信じられています。
- 赤ちゃんの厄災をはらい、健康で何事もなく成長してほしいという願いが込められている。
お赤飯は、もともと古代米の「赤米」から変化し、平安時代には赤飯の原型とされる「あずき粥」が登場。
江戸時代には「小豆の煮汁で炊いたごはん」が健康に良いとされ、お祝いの行事の日に配られるようになりました。
現在では、もち米に小豆を入れたものが「おなじみのお赤飯」
…と、思っていたのですが、実は、地域によって違います。
- 北海道や東北・中部地方の一部では、甘納豆を入れる
- 長野の一部では、花豆を入れる
- 千葉の一部では落花生(ピーナッツ)を入れる
- 新潟の一部では金時豆を入れた醤油おこわ
- 福井県の一部では里芋を入れる
- 徳島県の一部では、ごまと砂糖をかける
など、ご当地お赤飯が多数あります。
※お食い初めに赤飯ではなく、白いご飯を使う地域もあります。
吸い物
お吸い物は、ひな祭りや端午の節句にも食されるメニュー。
お食い初めでは、下記のような意味があります。
- 「吸う力が強くなりますように」という願いが込められてる。
まだ歯茎しかない赤ちゃんは「吸う力」が、大事ですものね。
具は、「蛤(はまぐり)」がよく使われます。
蛤は、自分の上下の殻しかピッタリと合わないことから「良縁に恵まれる」という意味があります。
蛤の他には、
- 鯛=めでたい
- たけのこ=まっすぐ成長する
- 結び三つ葉=良縁に恵まれる
- えびしんじょう=エビ→腰が曲がるまで=長寿
などが、縁起の良い具材です。
飾りに手毬麩や花麩、お花型のにんじんを入れると可愛いですよ♪
煮物
具材に決まりはなく、旬の野菜、縁起の良い食材を使います。
例えば、
- 紅白の人参と大根
- れんこん/ふき=先を見通せる
- さといも=子宝に恵まれる・子孫繁栄
- しいたけ=亀に似た見た目から「長寿」
- たけのこ=成長が速くまっすぐ伸びる→健やかな成長
- 手綱こんにゃく=縁結び・良縁に恵まれる
- 昆布=よろこぶ→縁起が良い
- タコ=多幸→幸せいっぱい
- エビ=腰が曲がるまで→長寿
縁起物って「語呂合わせ」が多くて、面白いですね。
タコは噛み切りにくいので、「タコのような固いものでも食べられる丈夫な歯が生えますように」という意味もあります。
食材に迷ったら、お正月のお煮しめや筑前煮を思い浮かべてみると良いですよ。
お煮しめは、ひとつのお鍋でいろいろな食材を炊くことから、「家族が仲良く結ばれますように」という意味が込められています。
酢の物
酢の物は、お食い初め膳では以下のどちらかががよく入っています。
- 紅白なます
- タコの酢の物
紅白なますは、本来は「生の魚と大根と人参」ですが、大根と人参だけでもOKです。
タコは、関西では煮物にして食べることも多いので、煮物にタコを使ったら、酢の物は「紅白なます」にするという感じで良いでしょう。
香の物(漬物)
香の物とは、お漬物のことです。
- 香の物=幸の物→縁起が良い
- お食い初めでは、(関西では)梅干しが一般的
梅干しの表面がシワシワなことから「シワができるまで=長寿」という意味があります。
祝い鯛(焼き鯛)について
祝い鯛をどうするか、まず考えましょう。
選択肢としては、以下の4つがあります。
- 自宅で鯛をさばいて焼く
- 魚屋さんに注文する
- スーパーで注文する
- ネット通販で買う
では、それぞれの注意点を解説します。
祝い鯛を自宅で焼くときの注意点
お食い初めに欠かせない祝い鯛。
なかなか自分で焼く機会はありませんが、チャレンジしてみたい!という方はぜひ♪
- 鯛は、魚やさんやスーパーで予約注文しておく
- お祝い用なので、身に切り目を入れない
- 内臓を抜くときは、表から身の切れ目が見えないように裏から切る
- 小さいサイズの鯛が良ければ、チダイやレンコ鯛でもOK
祝い鯛は「マダイ」が人気ですが、色がきれいな「チダイ」もよく使われています。
私は小さいサイズが良かったのでレンコ鯛を使いました。
ピンクが綺麗に出るのと家庭用のオーブンで焼けるサイズなので、おすすめ。
私が、自宅で焼いたのが、以下の写真です。
祝い鯛を魚屋さんやスーパーで注文するときの注意点
お祝い用の鯛は、お正月以外は事前注文になります。
いきなり買いに行かないよう、ご注意ください。
- 前もって予約注文しておく
- お祝い用だと伝える
- 時期によっては希望のサイズがないこともある
- お正月前は値上がりする
祝い鯛をインターネット通信販売で買うときの注意点
楽天市場や、Amazon、ヤフーショッピングなどでも祝い鯛は購入できます。
「焼き鯛」や「祝い鯛」のキーワードで検索すれば出てきます。
通信販売で買うときに、確認しなければいけない事項は、以下の3点です。
- どのような状態で届くのか
- 何日前に注文しておけばよいか
- 注文後、お届けまでにかかる日数
- 飾りや敷き紙は付いているか
飾りや敷き紙は、100円ショップでも買えますが、サービスでセットになっていることがあるので、買う前にご確認を♪
大手通販サイトは、独自のポイントやサービスがあるので、上手に利用すれば実質お得にお買い物できます。
祝い鯛は売り場にないので、店頭では価格の比較ができず、安いのか高いのかわかりません。
その点、通販なら他店と比較しやすいのも利点。
お食い初め料理 それぞれのレシピ
お食い初めメニューの作り方は、この順番にご説明します。
目的のレシピだけご覧いただければ、OKです♪
- おうちで焼く祝い鯛の作り方
- 簡単!炊飯器で作るお赤飯のレシピ
- 蛤のお吸い物の作り方
- お食い初め用煮物の作り方
- シンプル材料で作る紅白なますのレシピ
うちでは、だしの素や麺つゆなどを使いませんが、
ご家庭に合わせて、簡単な作り方にアレンジしてくださいね!
大根が活躍!おうちで焼く祝い鯛の作り方
小さいサイズの祝い鯛がご希望の方へ
【 材料 】
- レンコ鯛 1匹
- 塩
鯛の形を作るのに使ったもの
- 大根
- 爪楊枝
【 作り方 】
1)鯛のウロコを取り、内臓を抜く。
頭を左、おなかを手前に向けて、置いた方が表側。
表側には、なるべく切れ目が見えないように。
身に切れ目は入れない。
2)塩を30cmくらいの高さから、まんべんなく多めに振る。
アミ付きバットに並べ、冷蔵庫に入れ、30分おく。
3)オーブンを200度に温める。
4)鯛を冷蔵庫から出し、キッチンペーパーで水分をふき取り、もう一度塩を振る。
尾ひれには、多めに塩をつけておく。
尾ひれが焦げるのが不安ならアルミホイルで包む。
5)オーブンの天板に、鯛を置く。
頭と尾の下に、それぞれ斜めに切った大根を入れる。
ズレそうなら、大根に爪楊枝を挿し、その上に鯛を置き、固定する。
6)オーブンに入れて20分焼き、焦げてないか見る。
焦げそうなら、ふんわりアルミホイルをかぶせる。
その後は10分毎に様子を見て、火が通ったら出来上がり。
鯛の大きさにより、焼き時間は調整する。
鯛の形作りは、耐熱ボウルでもできます。
ボウルのように丸くなった耐熱容器に「くっつかないアルミホイル」をしき、鯛をのせれば、頭と尾が上がった形に焼きあがります。
焼けたら、完全に冷めるまで、そのままで。
暑いうちにさわると、形が崩れるのでご注意を。
くっつきにくいアルミホイルは100円ショップで売っています。
クッキングペーパーでも良いですよ♪
祝い鯛 形の作り方
- 鯛の頭の下へ三角に切った大根を入れる。
- 尻尾のほうにも、入れる。
- 尻尾がズレそうなら、見えないところで、爪楊枝で固定する。
簡単!炊飯器で作るお赤飯のレシピ
お祝い用のお赤飯は、小豆ではなく「ささげ」を使うと豆の皮が破れにくく、きれいに仕上がります。
【 材料 】
- もち米 3合
- ささげ 1/2カップ
- 水
- 塩 ひとつまみ
- ごま塩(なくても良い)
【 作り方 】
1)もち米を洗い、ザルに上げ、水気を切っておく
2)ささげを軽く洗い、鍋に入れる。
水を1リットル入れて火にかける。
沸騰したら、弱火~中火にし、20分煮る。
一粒取り出し、指でつぶれればOK。
固ければ、さらに10~20分炊く。
3)ささげが炊けたら、豆をザルにあげ煮汁をボウルへ取る。
煮汁を泡だてで攪拌し、空気にふれさせると色が濃く、きれいな仕上がりになる。
4)もち米を炊飯器にいれる。
ささげの煮汁を熱いまま、おこわ3合のラインまで入れる。
おこわの表示がなければ、通常の白米3合のラインよりやや下(3㎜くらい)まで。
煮汁が足りないときは、お湯を足す。
5)塩を一つまみ入れ、軽く混ぜ、普通に炊く。
炊き上がったら、軽くしゃもじで混ぜ、20分ほど蒸らす。
下準備なし!簡単に赤飯を作る方法はコチラ
蛤のお吸い物の作り方
煮過ぎないのがコツ!
水から入れて、殻が開いたら、いったん取り出しましょう。
【 材料 】
- はまぐり 8コ
◇ だし
- 水 800ml
- 昆布 5~6cm角 2枚
- 酒 大さじ4
- 薄口しょうゆ 小さじ2
- 三つ葉 少し(飾り用)
【 作り方 】
1)蛤は、砂ぬきする。
2)蛤の殻と殻をこすり合わせるようにして洗う。
3)鍋に蛤とだしの材料を全部入れる。
4)沸騰する前に昆布を取り出す。
5)蛤が開けばOK。
貝が開いた順に、ボウルへ取りだし、すべてが開くまで加熱。
熱が入りすぎると固くなるので、食べるときに、また、だしを温め、蛤を戻し、椀に注ぐと良い。
結び三つ葉を飾ると見た目もきれい。
蛤の砂ぬきの仕方
- 水500ccに、塩大さじ1を溶かす。
- ザルとバットを重ねた上に蛤を並べる。重ならないように注意
- タオルをかけ、暗くして5時間以上置く。
- 適温は15~20度。
結び三つ葉の作り方
- お湯をわかす。
- 三つ葉の根を切り落とす。
- 三つ葉の茎だけをサッとゆでる。
- 冷水につけ、すぐに冷ます。
- 茎の部分を結ぶ。茎が長ければ、二つに折って結ぶ。
蛤(はまぐり)は、いつも売っているとは限りません。
買い物に行ったけど、手に入らなかった場合は、他の物で代用すればOK!
簡単にするなら、紅白かまぼこや、おぼろ昆布(とろろ昆布)、みつ葉がおすすめ。
年中手に入るし、縁起が良い食材です。
お湯を注ぐだけ!白だしを使った簡単なお吸い物レシピはコチラ
お食い初め用煮物の作り方
私が作ったお食い初め膳には、大根、人参、タコ、エビ、絹さやを使いました。
お食い初め用の食器は小さいので、はりきっていろいろな具材を煮ると盛りきれなくなります。
小さい具材を5つくらい盛ればOK。
エビやタコは煮る時間が短いので、すべて別々に調理しました。
【 材料 】
- エビ 頭付きのもの 好きなだけ
- タコ 足1本
- 大根、人参、絹さや、好きなだけ
◇煮汁
- だし(かつお出汁)100ml
- しょうゆ 大さじ2
- みりん 大さじ1
- 酒 大さじ1
煮汁は、この割合で、使う分だけ増やします。
具材は、少量・短時間の加熱なので、煮汁だけ先に沸騰させ、アルコールを飛ばしておきましょう。
エビの種類と煮方
お食い初めの器に飾るので、甘エビを使いました。
- 煮汁を沸騰直前まで温め、そこへエビを入れ、サッと火を通す。
- 煮汁につけたまま冷ます。
- 器に盛るときは、キッチンペーパーで水分を取ってから盛り付ける。
タコの煮方
ゆでだこを使います。
通常、タコの煮物は30分くらい煮るのですが、お食い初め膳の一切れは、サッと加熱するだけのほうが綺麗に仕上がります。
作り方は、エビと同様です。
大根、人参、絹さや
- 大根と人参は輪切りにし、梅型で抜きます。
- 冷たい煮汁に入れ、加熱し、煮る。
- 大根、人参に火が通ったら、絹さやを入れ、サッと加熱し取り出す。
- 盛り付けるときは、キッチンペーパーで水分を取る。
シンプル材料で作る紅白なますのレシピ
大根と人参は、スライサーを使うと簡単ですが、スライサーは包丁より手を切りやすいので、くれぐれもご注意ください。
【 材料 】
- 大根 好きなだけ
- 人参 好きなだけ
- 塩
◇ 調味液
- 酢とお砂糖を1:1で混ぜておく
【 作り方 】
- 大根、人参を千切りにする。
- 塩を振り、しばらく置く。
- しんなりしたら、水分を絞り、調味液に漬ける。
ゆずがあれば、ゆず果汁とゆず皮の千切りも少し加えると美味しいです。
ここでご紹介したお料理は、前日に作り置きしてOKです。
調理を時間短縮、節約するなら…
全部を手作りぜず、上手に市販品を利用するのも良いですね。
アレルギーや、食材にこだわりがなければ、市販品はとても便利です。
- 本格的な焼き鯛や赤飯は市販品を買う
- だしの素や調味酢など、すぐに使える調味料を使う
- 砂抜きに時間がかかる蛤の代わりに他の具材にする
お祝いの行事を楽しくするには、決して無理をしないこと。
親戚やご両親も招くなら、お手伝いしてもらうのも良いですよ。
歯固めの石の準備の仕方
「歯固めの石」は、丈夫な歯が生えることを願う「歯固めの儀」という儀式をするために必要です。
以下のような方法で準備します。
- 神社の授与品として頂く(神社で買う)
- 神社で拾ってくる
- 川で小石を拾ってくる
- 碁石(ごいし)を使う
お宮参りのご祈祷を受けたときに、お食い初め用の「歯固めの石」も授与品に入っていることもあります。
買いたい場合は、神社のお守りなどを置いている「授与所」に聞けば、置いていることが多いです。
価格は、300円~500円くらいです。
※神社では、本当は「買う」と言わずに「授かる・さずかる」「頂く・いただく」と言います。お金は払うのではなく「納める」。
神社の玉砂利や、川原で丸くてきれいな小石を拾ってきてもOK。
自宅で洗ってから使います。
使い終わったら、元の場所へ返しに行きましょう。
「歯固めの石」、石の色は、白や黒が一般的に良く使われていますが、とくに決まりはありません。
歯固めの儀 手順・やり方
- お料理を食べさせる真似を終えたら、石にお箸の先をふれさせる。
- 「丈夫な歯が生えますように」と願いながら、そのお箸の先を赤ちゃんの歯茎にやさしくあてる。
順番は、地域によって異なります。
「お料理を食べる真似のあと、最後に歯固めの儀」とする地域と、その逆の地域もあります。
食べさせるマネと、歯固めの儀は、参加している家族や親族の最年長者で、赤ちゃんと同性の人が行います。
赤ちゃんが女の子なら、おばあちゃんが行うといった感じです。
現代では、ご家族だけでお食い初めをすることも多く、その場合は、パパかママが歯固めの儀をしてあげましょう。
食器をどうするか?
お食い初めの食器は、お宮参りのご祈祷を受けたときに授与品として頂く場合があります。
また、ベビー用品店や百貨店、ネット通販などでも購入できます。
- お宮参りのご祈祷で授与品として頂く
- 代々使っているものを使う
- ベビー用品で買う
- 百貨店で買う
- インターネット通信販売で買う
買うときは、男の子用と女の子用があるので、間違えないように注意!
男の子用は、内側も外側も朱塗りです。
真っ赤なほうが男の子。
女の子用は、外側が黒です。
お食い初めの食器は、レンタルもあります。
本物の漆塗りの漆器ですと購入価格が、2万円以上、高級品で全てそろえると20万円くらいになります。
レンタルなら、5千円~。
材質にこだわりがなければ、2千円以下でも買えます。
きれいに見せる盛り付けのコツ
お料理が出来たら、盛り付けです。
盛り付けのコツは…
- 入れすぎない、盛りすぎない
器が小さいので、先の細い菜箸を使うと盛り込みやすいですよ♪
最後の仕上げは、華やかな飾りで
ちょっとした飾りがあると、お料理の見た目が、グ~ンと華やかになります。
お正月のおせちに使うお飾りなどを 利用しましょう。
飾りに使えるのは、以下のようなものが あります。
- おせち用のお飾り
- 庭のナンテンの葉
- 和紙や天ぷら敷紙
ナンテンは、「難を転ずる」と言われる縁起のよい植物です。
和食の飾りにはよく使われています。
和風のお飾りは、季節商品のため、時期によっては、「種類が少ない・売り場にない」ことがあります。
補足:鯛を入れるお皿を100均で用意する方法
鯛を盛るのは、正式には「二の膳」と呼ばれる脚付きの朱塗りのお膳があります。
しかし、二の膳がなければ、大きいお皿などで代用しても良いです。
この写真の鯛を盛り付けているものは、実は、すべて100円ショップにあるもの。
使っているのは、
- 和風の四角いトレー(お盆)
- 巻きす
- 天ぷら敷紙
使い方は、
- 和風のトレーに巻きすをのせる。巻きすがトレーからはみ出し、斜めになるように。
- 天ぷら紙を置く。
- 庭から摘んできたナンテンの葉を置く。
- 祝い鯛をのせる。
- お正月飾りをのせる。
和風の飾りも100円ショップでOK。
お正月シーズンに豊富に出回ります。
買い置きしておくと便利ですよ♪
まとめ
お食い初めメニューの種類や意味、作り方をご紹介しました。
お宮参りやお食い初めは、地域によって、しきたりや風習が異なります。
また、家庭で受け継がれてきた風習もあります。
ですので、わからないことがあれば、お祖父母様やご親戚の方にお聞きください。
お食い初めは、一般的に、生後100~120日前後ですると言われていますが、過ぎても大丈夫です。
ママや赤ちゃんの体調を優先させましょう。
赤ちゃんの幸せを願う気持が大切。
難しく考えず、気らくに楽しく、お祝いしましょう♪
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