お食い初めメニュー|白だしで煮物を簡単に作る方法
お食い初め料理の煮物を白出しで簡単にできる作り方。
お祝の行事にピッタリの縁起の良い食材、季節感のある具材を使ったレシピもご紹介します。
- お食い初め料理をできるだけ簡単に短時間で作手りしたい
- お食い初め膳の煮物の具材がわからない
- だし汁をとるなど、めんどうな下準備はしたくない
本記事は、このような方へ向けて執筆します。
これを読めば、
- 簡単に美味しい煮物が作れる
- お食い初めにピッタリな具材がわかる
- 調理時間を短くする方法がわかる
このブログは、数多くのお食い初め撮影でお食い初め料理を作ってきたスタジオGRACEカメラマンが執筆します。
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お食い初め(百日祝い)に煮物は必要なの?
お食い初め料理は、一般的に本膳料理の「一汁三菜」を基本として作られています。
ですので、飯物(ごはん/赤飯/おかゆ)、汁物(吸い物)、主菜(尾頭付きの魚)、それに副菜を2品用意します。香の物は1品と数えませんが「幸の物」で縁起が良いので用意しましょう。
副菜は、煮物と酢の物(紅白なますやタコの酢の物)です。
- お食い初め膳は本膳料理の一汁三菜が基本
- 本膳料理の「平椀」=煮物を入れる
…ということで煮物は必要です。
地域によっては、上記のお料理以外に、紅白のお餅や、砂糖菓子を用意するところもあります。
お食い初めメニューの煮物、具材は何でも良い?
結論から申し上げますと、
- 具材に決まりはない
ですので、何でも良いです。
おすすめは、
- 縁起が良いとされる食材
- 旬の物
- 季節を感じる食材
お食い初めは、
- 歯が生える時期になるまで成長できたこと
- 生後100日まで生きられたこと
これらを祝う「お祝いの行事」ですので、縁起の良い食材は積極的に使いたいですね。
「縁起の良い食べ物なんて手に入らない」という時期でも、お野菜を梅や松、亀などの形に飾り切りすればOKです。
例えば、人参を梅型で抜く。カボチャを六角形(亀甲切り)に切るなど。
包丁が苦手な人は、抜型や彫刻刀を利用すると簡単にできます。
抜型や彫刻刀は、ダイソーやセリアなど100均にありますよ。
調理を簡単に、短時間で済ませたいなら、
- 火の通り安い食材
- 加熱済みの食材
- 加工済みの食材
が、良いでしょう。
では、具体的に食材とそれのもつ意味をご紹介します。
縁起の良い煮物具材
お食い初めの食器は、器が小さいので、具材を増やしすぎると盛りきれなくなります。
5つくらいの食材を小さめに切って盛ると綺麗ですよ。
子どもの健やかな成長を願う「たけのこ」
筍(たけのこ)は、吸い物の具材としてもご紹介しましたが、煮物にも良いです。
竹は、
- 生命力が強い
- 勢いよく伸びる
- 丈夫で成長が速い
竹は樹木ではなく、草でもない不思議な植物で、中の空洞には神様がいると言われ、神聖化されてきました。
勢いよく伸びることから「出世」の象徴ともされています。
生の筍が手に入る時期は、春にしかないですし、調理も大変ですので、市販の水煮や冷凍を使うと便利です。
- 筍は成長や出世を願う縁起の良い食材
- 水煮や冷凍を使うと便利
長寿・長生きを願う食材「海老」「昆布」
お正月のおせちでも定番の食材、2種。
- 海老(エビ)
- 昆布(コブ)
海老(エビ)
海老は、
- 曲がった腰と長いヒゲ=「長生き/不老長寿」の象徴
- ピンピンと元気に勢いよく跳ねるようすから、「運気の良さ」の象徴とされる
加熱すると赤い色になるのも、縁起が良です。
赤い色や朱色は、邪気を払うとされてお祝いの料理には必ず使われる色です。
大きな海老ですと食器に盛りきれなくなるので、小さいサイズの海老がおすすめです。
昆布
昆布は、
- 昔は、「不老長寿」の薬と言われていた
- 繁殖力が強い
- よろこぶ=「よろ昆布」の語呂合わせ
- よろこぶ=「夜昆布」で夜に昆布を食べると良いとされる
昆布には
- 肉厚のだし用
- 薄くて柔らかい煮物用
が、あります。
早煮昆布、野菜昆布、棹前昆布(さおまえこんぶ)などと呼ばれるものが煮物用です。
- 結んだ状態で乾燥している「乾燥結び昆布」
- かんぴょうを巻いて乾燥させた「乾燥昆布巻き」
を使うのが早くて便利です。
健康を願う食材「ごぼう」「しいたけ」
ごぼう
ごぼうは、古くから「薬」としても利用されてきました。
昔の人々は、「生命力が強く、薬でもあったごぼう」を食べ「健康」を願いました。
平安時代に宮中で行われていた「お歯固め」という固いものを食べることで健康や長寿を願う儀式でも、ごぼうが使われています。
今では、大人の「お歯固め」なありませんが、その名残が「お食い初め」で行う「歯固めの儀」です。
表面の土落としやアク抜きなど、ゴボウの下処理が面倒なら、水煮を利用しましょう。
しいたけ
しいたけは、カロリーも低く、食物背にも多く、体に良い食材です。
現在のような人工栽培が確立されるまでは、高級食材。
昔から、健康を願い、神様にお供えするものとして使われてきました。
おせちなど、お祝のお料理に使うときは、亀甲切りにされているものが多いです。
干ししいたけは、うまみが多く美味しいですが、簡単・短時間で調理したいなら、生しいたけを使いましょう。
良縁、縁結びを願う食材「手綱こんにゃく」
手綱こんにゃくとは、真ん中に切れ込みを入れ、そこへこんにゃくの端を差し込んで作る飾り切りのこんにゃくです。
馬に乗るときの「手綱」から、馬を制するように、自分を律する/気を引き締めるという意味が込められています。
また、この形が、結びめのように見えることから、「良縁を結ぶ/縁結び/良縁就成」を願い、おせちなどにも使われます。
旬の食材、季節感のある野菜など
旬のものは、栄養価も高く、美味しくて、経済的。
お食い初めだけでなく、普段の献立にも取り入れたいですね。
- 春なら、いいだこ、菜の花、わかめ、たけのこ、うすい豆、絹さや、はまぐり
- 夏は、ししとう、なす、さやいんげん、オクラ、うり、たこ、はも、あなご
- 秋は、きのこ類、松茸、里芋、れんこん、さつまいも、ぎんなん、赤ずいき、イクラ
- 冬は、ごぼう、金時にんじん、大根、かぶ、数の子、真だら、ぶり
など…。
お食い初め料理に肉類は入れてもいい?
煮物を筑前煮にするなら、鶏肉/鶏もも肉を使うご家庭が多いですよね。
お食い初め料理に、肉類は入れても良いのでしょうか?
- 副菜の煮物にならOK
お食い初めメニューでは、あまりお肉を使うイメージはありませんが、現在では特に決まりがないので使っても差し支えないでしょう。
しかし、お祝のお料理では、「切る/切れ目」を嫌うこともありますので、メインにはしません。
尾頭付きの鯛を使うのも、丸ごとであり、切っていないからというのもあります。
白だしで簡単・時短!煮物の作り方
- 白だしと水で煮汁をつくる
- 具材を入れる
- 煮る
- 煮汁に具材をつけたまま冷ます
- 冷蔵庫で保存
火の通り難いものは、電子レンジでチンしておくと速くできます。
まず、煮汁の材料は、白だしと水が基本。
分量は、白だしのメーカーによって塩分量が違いますので、パッケージをご参考になさってください。
だいたい、白だし1に対し、水6~8くらい。
あとは、お好みで、しょうゆ、みりん、お砂糖、お酒などを加えます。
お食い初めの場合、少量しか使いませんが1人分の煮物を作るのは難しいので、大人がママとパパの2人だけのご家族でも、4人分くらい作るほうが失敗は少ないです。
※分量が少ないと水がすぐに蒸発するため
煮物は日持ちしますので、多めに作ても、お食い初め後の食事やお弁当に使えていいですよ。
例えば、分量は こんな感じです。
ヒガシマル「京風白だし」
筑前煮の煮汁(4人分)
- 白だし 大さじ5(75ml)
- 水 500ml
- みりん大さじ2
ヤマキ 割烹白だし焼きあご仕立て
筑前煮の煮汁(4人分)
- 割烹白だし 60ml
- 水 420ml
素材の色や形をきれいに仕上げたいなら
全部、まとめて煮るより、別々に煮たほうがきれいに仕上がります。
別々に…と聞くと、めんどくさそうと思いますが、簡単な方法があります。
煮物は、お鍋で長時間煮る必要はありません。
具材をレンジで加熱し、熱い煮汁に入れ、そのまま放置。
煮汁が冷めるときに具材に味がしみこみます。
例えば、人参と大根なら…
- それぞれ梅型で抜き、小皿にいれてチン。
- 熱い煮汁を耐熱容器に入れ、チンした人参と大根を入れ、フタをして放置。
前日に作って、一晩おいておくのが、おすすめです。
炊飯器で煮物を作るのは?
炊飯器を使った煮物の作り方は、煮汁と具材を入れ、スイッチを押すだけで、最後まで炊飯器におまかせ♪
中火や弱火など、火加減の調節もなく、とっても簡単!
ですが…
もし、炊飯器で煮物を作るなら注意が必要です。
- 吹きこぼれの恐れがある
- におい移りするかも
- ちくわなどの練物は加熱すると膨張する
- 海老などの甲殻類は固くなるかも
失敗する恐れもありますので、初めて炊飯器で煮物を作るなら、お食い初めなどの行事ではないときに試しておくのが無難です。
ママや赤ちゃんに嬉しい無添加の白だし
授乳中のママが食べる物は、赤ちゃんにも影響しますので、気を遣いますよね。
市販の調味料は、添加物が気になるという方へ「無添加の白だし」のリンクを貼っておきます。
無添加だから、安心。そして、なによりも美味しいのが嬉しいです。
無添加の白だし
だし屋がつくった無添加の白だし しあわせ
- いわし煮干(国内製造)
- とびうお煮干
- 昆布
- いわしぶし
- 干し椎茸
- 食塩
- 砂糖
原材料は、これだけ!
食品添加物、たんぱく加水分解物、酵母エキスも不使用
1本300mlで、お味噌汁60人分、煮物40人分作れます。
2本以上買うならAmazonがお得。送料無料です。
白だしや醤油などの液体調味料は、重いので通販が便利。自宅に届くし、ポイントも貯まります♪
まとめ
お食い初め料理を簡単で手早く用意するために、白だしを使った煮物の作り方をご紹介しました。
- 煮汁は、「白だしと水」
- 具材は、火の通りが早いものを使う
- 根菜などは電子レンジでチンする
- 熱い煮汁に加熱した具材を入れ放置すれば味がしみこむ
育児で大変な時期ですが、お食い初めは一生に一度のことですから、赤ちゃん時代の行事としてやっておくと良い思い出になりますよ。
【お食い初めの食器】
こちらの記事をご参考にどうぞ♪
お宮参りで神社からいただいた食器があれば、それをお使いくださいネ!
食器や食材を用意して、調理や盛り付けまでするなんて、無理…という方は、すべて揃ったセットを使うと楽ちんです。
- 盛り付けた状態で届く
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