子供のなぜなぜ期はいつから?しつこい質問にイライラしない大人の対処方法
子供の「どうして?」が多発する「なぜなぜ期」。
わが子の成長は嬉しいものの、答えにくい質問にストレスを感じる親御さんも多いです。
しかし、適当にあしらうのは子供にとってマイナスです。
では、どうしたらよいのでしょうか?
今日は、なぜなぜ期に上手に対処し、親子で賢くなれる、とっておきの方法をお伝えします。
「なぜなぜ期」って何?
「なぜなぜ期」とは、子供がいろいろなことに興味を持ち始め、疑問を持つ時期のこと。
一般的に3歳前後から、始まります。
これは、子供たちの好奇心や学習意欲が高まり、色々なことについて理解を深めようとしている証拠。
例えば、簡単なことから「なぜ空は青いの?」といった質問が始まります。
この時期の子供たちは、親の知識や経験に頼り、世界を理解していこうとします。
そのため、質問に、ていねいに答えて、子供の成長をサポートすることが、とても大切です。
無視やあしらいはNG
親が子供からの質問を適当にあしらったり、無視してしまうのは、いけません。
子供の学習意欲をそいでしまうからです。
例えば、忙しい時に「後にして」とか「さぁね~」とだけ答えると、子供は次第に質問をしなくなり、興味を失ってしまいます。
親としては、ついつい疲れていたり、答えられないこともあるかもしれませんが、子供の成長に向けて真剣に向き合いましょう。
いろいろなことから興味を失ってしまうと、学校へ行き出してから「勉強しなさい」と何度も言うことにも、なりかねません。
AIチャットボットを活用してみよう
…とは言え、家事や育児で忙しいママにとっては、子供からのすべての質問に、ていねいに答えるのは難しいですよね。
そんな時の対処方法をご紹介します。
それは、AIを活用すること。
最近では、chatGPT(チャット ジーピーティー)などの、AIチャットボットを 子供とのコミュニケーションに活用することができます。
例えば、ChatGPTを使って子供の質問に答えてみると、親子で新たな知識を得るきっかけになります。
ChatGPTを使うと、子供が難しい質問をしたときにも、たったの数秒で、答えることが出来ます。
また、AIを通じて、ママやパパも新たな知識や考え方を得ることができ、親子で共に学ぶ楽しさを味わえます。
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①ChatGPTとは?
ChatGPTは、AIチャットボットの一種。
自然な会話を通じて質問に答えたり、対話を楽しむことができます。
子供の質問に対しても、的確な回答を即座に出してくれる頼れる存在。
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②ChatGPTの使い方
準備
- ChatGPTを使うには、インターネットに接続されたスマートフォンやパソコンが必要
- 「ChatGPT」と検索して公式ページを開く
- パソコンなら、メールアドレスなどを登録し、アカウントを作れば、すぐ使える
- スマートフォンならChatGPTのアプリがあるのでダウンロードする
無料で使えます。
有料プランもありますが、無料の範囲でも、かなり使えるので大丈夫!
まずは、アカウントを作って、気軽に質問してみましょう。
質問する
ChatGPTの画面には、テキストボックスがあります。
ここに質問を入力しましょう。
例えば、「なぜ雨が降るの?」や「宇宙はどうやってできたの?」など、子供が知りたいことを自由に入力してください。
回答を受け取る
ChatGPTは入力された質問に対して、即座に答えを生成します。
画面上にAIからの回答が表示されるので、それを子供に読み上げたり、いっしょに見て、解説したりしましょう。
追加の質問
ChatGPTとの対話を続けたい場合は、新しい質問を入力してください。
AIは、複数の質問にも対応していますので、いくつでも質問してみてくださいね。
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③注意点
- ChatGPTは人間ではないため、100%完璧な回答をするわけではない。時には間違った情報を出すこともある。
- AIはあくまでツールであり、親が子供と一緒に考え、深く掘り下げることも大切
- 子供の質問にChatGPTを使うときは、一緒に学ぶ素晴らしい機会。操作を教えて子供を一人にして放置などは決してしないこと。
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④活用の例
子供:「なぜ月が光るの?」
親:(ChatGPTに質問する)「なぜ月が光るの?」
ChatGPT:「月が光るのは、太陽の光を反射しているからです。」
親:「ねえ、これがChatGPTからの回答だよ。太陽の光を反射して、月が光ってるんだって!」
子供:「へ~!そうなんだ!」
質問を入力するときのコツ
ChatGPTに、指示を出す文章のことを「プロンプト」と言います。
プロンプトが的確でないと、ChatGPTは、うまく回答ができません。
ChatGPTは、あいまいな表現が苦手で、理解できないため、具体的な指示が必要です。
これは、子育てにも役立つので、ぜひ、ChatGPTで的確でわかりやすい指示を出す練習もしてみましょう。
コツは、「何をしてほしいのか」を書くことです。
例えば、「なぜ雲ができるの?」の場合、「雲ができる理由を教えてください」と指示したほうが、より良い答えを得ることができます。
もう一つ例をあげると「なぜ犬は人間に忠実なの?」と入力するより、「犬が人間に忠実な理由を教えてください」と書きます。
ポイントは「何をどうするのか」を書くこと。
- ~の理由を教えてください
- ~する方法を教えてください
- ~の手順を教えてください
- ~の理由を箇条書きで教えてください
- ~の理由を短い文章で教えてください
と、いった感じです。
ChatGPTからの回答が、長文でわかりにくい場合は、「この回答の要点を簡潔に書いてください」と指示すれば、書き直してくれます。
親子でのコミュニケーションを大切に
AIを使うことは有効ですが、子供の成長には、親子でのコミュニケーションも欠かせません。
ChatGPからの回答を教えて終わり…では、ちょっと寂しいですよね。
- 子供の興味や感情に寄り添いながら話すようにしましょう
- 子供の質問に対して一緒に考え、答えを探してみましょう
- 子供の考えや、質問の答えを聞いて、どう思ったかを聞いてみましょう
また、ChatGPからの回答やネット上の情報を教えるだけではなく、実際に体験させてあげることも大事です。
例えば、虹の話題がでたなら、
- 天気の良い日に霧吹きで虹を作る
- ペットボトルと懐中電灯で虹を作る
- CDと懐中電灯で虹を作る
などして、遊んでみましょう。
遊びの中で、いろいろなことを体験しておくと、子供が成長し、進学したとき、理科や科学/化学、物理などが理解しやすくなります。
まとめ:AIをうまく活用しながら子供の成長を楽しもう
「なぜなぜ期」は、子供の成長を感じる貴重な時期です。
親も子供とのやり取りを楽しみながら、彼らの興味や好奇心を拡げてあげましょう。
子供の質問に対して真摯に向き合うことで、子供の学びと成長をサポートし、親子の絆を深めることができます。
大切なのは、
- AIの力を借りつつも、頼りすぎないこと
- AIからの回答を伝えて終わり…に、しないこと
- 親子でのコミュニケーションをおろそかにしないこと
- 子供が興味を持ったこと、疑問に思ったことをバカにしたり、無視したり、しないこと
子育てにAIを使うことに否定的な意見を持つ人もいますが、要は、使い方です。
数秒で簡単に答えがわかってしまうことを良くないと考える意見もありますが、1つの答えを得て終わりにすることがいけないのです。
AIからの答えが本当なのか、別の方法で調べてみたり、自分で実験をしてみるというふうに展開していけば良いのです。
これは、子供がもう少し大きくなってからで良いですが、とにかく「興味や好奇心をつぶさない」ことが1番大事。
くれぐれも、わからないから適当にあしらうとか、「そんなこと、知らなくていい」なんて言わないようにしましょう。
子供からの質問がストレスにならないよう、ぜひ、AIを活用してみてください。